人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2009まとめ
2009年度クリアしたゲーム一覧

去年も多くのゲームに出会い、数多の戦いを勝ち抜き、
時にはその巧みな造り込みに狂喜し、時には浅はかな仕上がりに落胆した。
その中でのベストを、今回も決めていこうか思う。


2009年 マイベストゲーム シュタインズゲート

余程の事が無ければ、マイベストにアドベンチャーゲームを挙げる事は無い。
だが、今回ばかりは余程の事だった。
前作カオスヘッドは、取っ掛かりに"ささきむつみの絵"があったが、
今回のシュタインズゲートの絵は正直好みではなかった。
だが、アドベンチャーの絵という大変大きいウエイトを占める
個人的趣向のハンデを負いながらも、ベストに挙げざるを得ない程、
このシュタインズゲートの物語は圧倒的だった。
何を書いてもネタバレになってしまうので、詳細な感想は別項で。
タイムリープ系の物語では、YU-NO以来の快作と言っても差し支えないだろう。
こんな面白い物語に触れることが出来るXBOX360ユーザー
である事を喜ばしく思える。だが、それと同時にXBOX360ユーザーでなければ、
こんな面白いものに触れられない事、多くの皆にこれを知ってもらえない事が
残念でならない。ここ10年で、シュタインズゲートは最高の物語だったと思う。
ここ15年ではYU-NOになるが、それはシステムを踏まえての話。
物語単体で見れば、恐らくシュタインズゲートの方を挙げる事になるだろう。
XBOX360を買い迷っている人がいるなら、文句無しにコレといっしょに本体を買えと言いたい。XBOX360を持っていて、物語が好きなら、コレを最後までプレイしない理由が分からない。




マイベストゲーム 次点  罪と罰 宇宙の後継者

CODMW2とアサシンクリード2を押さえての次点がコレ。
久々にトレジャーの底力を見た。
ウィーのゲームの中で、最も面白いゲームの1つなのは間違いないだろう。
ウィーを持っていてコレをプレイしないのは勿体無いが、明らかに人を選ぶ
造りだったのが次点の理由。発売当時、アクション系の話題作ベヨネッタと
若干の牌を食い合ったとはいえ、これ程の良作が、口コミでの広がりも弱い事。
それが、昨今のゲームは"面白ければ売れる訳ではない"を
地で行ってしまったのがとても残念。
だが、トレジャーは近年稀に見る最高の仕事をした。その事実だけは、コレをプレイした
ほぼ全員が実感しているだろう。


マイベスト携帯ゲーム  ラブプラス

2009年のゲーム業界で最も大きな動きがあったのは"ギャルゲー"の
分野だと思われる。後世の史家がゲーム史を語る上で2009年という年を
重要な分岐点として着目する事は想像に易い。
その重大な年にあって、最も話題性に溢れ、最も異彩を放ったシステムを
引っ提げての登場だったのが、このラブプラスだったと思う。
言ってしまえば、仕組みはたまごっちのようなものなのだが、
男心に響く声優を起用したセンスと、ボイスと3Dアニメに極限にまで
容量を割り振った思い切りの良さが功を奏した形となった。
ギャルゲ老舗コナミ恐るべし。


総括。
去年と同じく、洋ゲーにいささか傾倒して遊んだ年となりましたが、
印象深かったのは和ゲーだったかなと思います。
洋ゲーのパワーは圧倒的で、CODやODST等、シューター的に成熟していくと同時に、
オン協力への方向性の広がりを見せ、まだまだFPS・TPS人気が続く様相を見せています。
和ゲーに至っては、変に携帯が盛り上がっている分、その特性を生かした
コミニティを形成する方向での広がりが面白くなってきました。
今後、アクション・シューターでの成熟を見せるのは洋ゲーでしょうけど、
革新的なものが唐突として生まれる土台は、和ゲーの方ができつつあるのでは
と思います。 人は末期的になるほど飛び道具を使いたがるものですからね。

それと、FF13は売れちゃいましたね。
PS3で新作を買う層20万、スクエニブランドで踊る層20万
本体同梱購入層10万で、初週50万スタートと睨んでたんですけど、
倍以上でした。面白いつまらないは別としてFFの神通力というのは
まだまだあるもんなんですね。



2010年の展望。
順当に行けば、ナタル登場の年となる訳ですが、
個人的にはあれは流行らないと見てます。
日本での360はより厳しい状況に置かれる事でしょう。
PS3は2009のFFまでの流れで普及率が上がり、
ようやく今年がスタートラインかな。
尖兵のPSPとの連動によっては、飛躍する年になると思う。
ニンテン機は引き続き抱えた牌にどうエサを振舞うか、
試行錯誤の年になると思う。
2009はなんだかんだで、トモコレ・ポケモン・マリオの流れは
見事だったし、自分もニンテン関連に至っては未だ
FEとエフゼロの新作待ち状態。ぶっちゃけサードの問題など
些細な事だと思う。自分はユーザーなのでニンテンのゲームが
面白ければそれでいい。家庭用ゲームはそんなところかな。

2010年内に起爆するかは分からないけど、
個人的にはアナログゲーム、要するところボードゲームが
そろそろ再ブームがくると見てる。
ちょっと前の遊戯王ブームでマジックザギャザリングが日本で成し得なかった
TCG層の拡大に成功し、今じゃブシロードなどが二番三番煎じを狙う
群雄割拠時代。更にヲタブームのお陰でイエローサブマリン系の店が増え、
ボードゲームが購入できる場所も増えた。
ダウンロード販売の浸透が遅い日本では、やはり現物の力は今後とも
強くあると思う。それと、コミニティゲームはまだ伸びる分野だし、
その最上級系には、人と人が実際会しての対戦があるものだと思いたい。
by SOUKA_T | 2010-01-04 21:33 | そして まとめへ… | Comments(0)
<< ポテトチップス・コンソメパンチ... コミケ2日目編 >>