本体が不調で、フリーズ連発して進行困難だった、
ニンジャブレイドをようやくクリアしたので、その感想をば。
このゲームは、近未来の東京を舞台としたニンジャアクション。
本編の所々に挿入されるムービーアクション”クイックタイムイベント”が
特徴的。制作はフロムソフトウェア。
初回から難易度"難しい"で挑みました。
道中はどのステージもすんなり進みますが、
中ボス・大ボス戦でパターンを覚えるまでがやや苦戦。
相手の予告行動と有効な武器さえ分かってしまえばかなり楽で、
このテのアクションの中では比較的簡単な部類だと思われます。
個人的には久々にムービーパートが気に入ったゲームです。
基本自分は、ほとんどのムービーを飛ばして進むクリア強行派な
プレイスタイルで、ストーリーに関しては根っから気にせず、
純粋に動かして楽しいものなのかを追求するタイプなのですが、
このニンジャブレイドのムービーは非常に面白く、
その物理法則を無視したトンデモアクションは、見ていて本当に
面白かったです。 これほど爽快で大真面目に馬鹿馬鹿しくてカッコイイ
ものは昨今なかなか無かった。ましてや躍進目覚しい洋ゲーでも
この域に達しているものは無いですね。
大陸映画のワイヤーアクションを見て
「重力無視すんな」と思うか、自分のように「見事な軽功だ」と
思うかで、このトンデモの評価は分かれると思います。
後者の自分のような趣向の持ち主は"買い"と言っても過言ではありません。
ゲーム自体も、爽快さにおいては群を抜いてます。
なんというかスピード感って言うんでしょうか、
初めてダッシュ操作した時に「おおっ!」と声を上げてしまいました。
凄くニンジャらしい、これがニンジャの速さだろう、クールだな、と。
武器もまた凄く特徴的で、刀は斬りつける、双剣は削る、大刀は破壊する
の違いをよくよく表現出来てます。中でも双剣が非常に面白く、
竜巻のように振り回す剣裁きやヌンチャクやクサリガマのように扱う姿は
かなり愉快。
売り文句である"クイックタイムイベント"は、
ゴッドオブウォーあたりから流行ってる"指定されたボタンを瞬時に押す"
という昨今いろんなところで見かけるアレなんですが、システム自体は
平凡です。ムービーの内容の面白さに助けられてる感があります。
唯一の不満はチェックポイントでしょうか。
その場でコンテニューはできても、ゲームを中断して
また後でチェックポイントから再開が出来ないのが不便。
後半はボス連戦とかあるのに、この仕様はいささかドウかと思います。
総評するに、結構オススメ。シリーズ化して欲しいです。