最近ハマってる高野さんの辺境ルポ本。
本書では、企業からブータンの生物資源調査を依頼され、
そのついで(むしろメイン)に現地の雪男などの目撃情報収拾を
目的に高野さんがブータン入りする。
そのブータン道中のあちこちで雪男や
その他の未確認生物の話を聞く様子は、
まさに民俗学のフィールドワークで、
地域ごとに絶妙な伝承の違いや、
その土地の人間の気概の違いなどが垣間見れて、
どの地域の話も面白い。
そして、その面白さの中に
ブータンの鎖国気味な政策の先見性と、
そこから滲み出る歪みが見えてくる所が秀逸でした。
今回も名著でございます。