歴史漫画の体で濃厚なBLを展開する、
教養と空想入り混じる80年代少女漫画の傑作。
全ては妖艶な厩戸王子の魅力に尽きる。
蘇我毛人(蝦夷)がそれに惹かれるとこから
物語ははじまってしまう。
そして毛人が意外とノンケで、読者を焦らしてくる。
厩戸王子との関係はアブノーマルなのだけど
届きそうで届かない厩戸王子の想いが、
ずーーっとこの漫画を引っ張り、
その合間で史実との整合性も最低限合わすという
曲芸的なプロットを転がし、最後は想像を絶するほど
どん底に落としてくる。 もうお腹いっぱい。
凄い漫画だったよ! 80年代でこれ読んだ人、
当時どんな感想を持ったか聞きたいぐらいだ。
FSS感想動画でも取り扱ったけど、
あの時は1~2巻の厩戸王子が注目と言ったが、
7巻も注目かな。
いよいよ全ての種明かしがはじまる厩戸王子と毛人の
問答で、厩戸と毛人は互いに惹かれ合うのは必然で、
2人が1つとなれば超常の力が発揮できる事が語られる。
ええっ! それじゃ毛人ってラキシスじゃーん。
厩戸王子が弥勒菩薩の化身である事も序盤に仄めかされてたから、
この辺りも上手く拾ったんじゃねえかなあ とか勘繰っちゃうね。
いやー とんでもない漫画でした。 まごうことなき傑作です。