.png)
ゲーム制作をするガールズストーリー?
いやいや そんなんじゃ読みませんよ。
90年代PC98用のDOSゲームを制作する当時を題材にした話!?
そりゃ、読むっきゃねえぞ!!
ということで、読みましたよ。大変面白かったです。
もう90年代が半古典のように語られる時代なんだなあと。
全てが全て懐かしく、改めて当時の現象を言語化されると、
色々な気づきがあり、美少女ゲーム(主にエロゲ)の進化は
面白い。90年代はその激流の時代だったと再認識した次第。
原案に当時の超有名原画絵描き2人なだけあり、
技術的な話の過半がグラフィックについてのもので、
当時の不便な環境下での工夫や切磋琢磨その情熱は、
読むと目頭が熱くなり絵が描きたくなってきます。
プログラマやハードウェア畑の人にはちょっと物足りない
かもだけど、これは絵描きには確実に刺さる内容で、
美少女を描くのが好きな全ての人にお勧めしたい一冊でございます。
時代背景な部分に目を向けると、
同級生の鮮烈な登場は自分のような90年代にPC9801を
獲得した者にとってはむしろそこが入り口であったし、
その続編である同級生2は作中で語られてる通り
未だに語り継がれる傑作だった。
3は何故でなかったのかホントに謎ではあったものの、
その後のビジュアルノベルの波に於いて王道のエロゲであった同級生が
主流ではなくなったし、時代は葉鍵のようなシナリオに注目が集まり、
絵師よりライターが着目される時代に突入した。
その中でエルフの影も薄まって行き、千代漣を中心とする
新進気鋭メーカーの群雄割拠となっていく、まで、自分は観測してた。
16bitセンセーション2巻まではこみっくパーティーが発売する
90年代の末期まで書かれている。 どこまで続くのか非常に楽しみだ。
個人的に剣乃ひろゆきとYU-NOに関する部分は薄かったのが残念、
しかし、そういうのを細かく拾っていたら話は進まないからしかたがない。
アオイホノオのような実名で実話という形にできなかったのも、
まだ過去として語るには早い時期だったのかもしれない。
そういった残念な部分もあるが、ここまで90年代美少女ゲーム文化を
面白くまとめて語った本は他にないと思うので、
90年代キッズには絶対におススメできる作品です。
2巻はPCゲーム雑誌の話が語られる。
その上で、最後のページであるスタッフクレジットを見ると感慨深い。
発行人は ログインの編集者/戦国班 青柳ういろう氏だ!!!
10月にアニメ化するそうなんで、今から待ち遠しいですね!