最近アマプラで見た映画の感想を3つ。
■LAMB/ラム
とても不思議な映画。
こういう見た人によって捉え方が大きく違いそうな作品は久々かも。
本作は、山奥ののどかな牧場で暮らす夫妻が、
ある日、羊のお産を看ていたら、羊と人間が融合したような生物が産まれ、
それを我が子のように育てるという話。
あらすじだけでも不思議過ぎて、何を言ってるんだ?と
思うかもしれないが、ホントそういう話。
これ、VFXが超絶進化したから良かったけど、
90年代初期頃なら絵面がB級映画っぽくなっただろうと思う。
恐らく、撮影用稼働モデル/CG/クレイアニメなど複合的な表現を
駆使してるんだと思うんだけど、なんかちょっと薄気味悪い、
ホラーテイストともいえる感じになってる。ここでけでも非常に面白い。
リアルなのかファンタジーなのか、絶妙な境界を演出してる。
それに合わせてか、脚本も何か霧掛かった感じで、
あらゆることに関して思わせぶって、答えを明示しない。
映像から読み解けと言わんばかりで、まさに映画。こういうの大好き。
驚愕唖然とするラストもひっくるめて、凄い映画だったと思う。
人によっていろいろと解釈はあるだろうけど、
自分は なんらかの未解決事件のメタファに感じたかな。
傑作映画だった。
■かもめ食堂
邦画でいいんだよね? 全編海外ロケっぽいから
絵面はほぼ洋画なのが面白い。
本作は、フィンランドで食堂を開業した日本人女性が、
日々に出会う人々と共に店を切り盛りして行くというお話。
ゆったりした時間が永遠と流れる感じというか、
ヒーリングムービーとも言えるかもしれない。
出会って、馴染んで、協力して、なんとなく成功して、
別れがあるとおもいきやエンドレス。
こういう生き方って最高だよねっていう作り手の思想というか
理想が滲み出てる。多くが共感するだろう。
恐ろしいほどに嫌悪が無い、徹底的に調整された脚本でかつ
登場人物たちの成熟したレズソーシャル感がまたイイ。
こんな生き方をしてみたいねえ。
ホントにそう思わせる映画でした。
■マスター&コマンダー
最高に帆船愛に満ちた映画。
自分の中で帆船ブーム真っ盛りなので、まさにマスト映画。
帆船なだけにマストってシャレじゃねーから。
ストーリーは超シンプル。
英国の艦が航行中たまたま遭遇した仏艦を追撃するだけ!!
その間、大嵐遭い、信心深い船員に不協和音が走り、
時には乗船してる学者と学術的調査と軍務の擦り合わせで対立し、
船上の階級社会も垣間見、そして砲撃戦と熾烈な搭乗戦。
最高だろう!! 帆船好きにはたまらん!!!
帆船版タイタニックだろ!! ラブがまったくねーけどな!!
完全なホモソーシャルなところもまた帆船らしくていい。
ますます帆船模型へのモチベーションが高まりました。