
ワケあって夜にしか活動できない男と少女のとても不思議な物語。
水と墨を割り箸や楊枝で引き延ばす独特で圧倒的な画が
醸し出す夜の神秘、前衛的であり抽象的であり印象的、とにかく凄い。
劇中に登場し物語の核となる絵本もまた
意味深で不思議、人それぞれにそれがなんだったのか解釈があると思う。
このお話自体読む人によって大分捉え方が変わるだろう。
特に印象に残ったのは 絵本の登場人物が現れ
少女の目の中にいた夜を解放するシーン。
その夜の姿は黒くて一見不気味でよく見ると穏やかな顔をして美しい
この圧倒的な表現力がまた凄い。
自分は快眠快起の人生だったので、深く読める箇所が少ないけど、
不眠症などで夜どうしても眠れない人には10倍刺さりそう。
独特な一冊でした。