
2月後半は漫画週間ということで、最初の1冊はこれ!
出来る漫画読みは小粋な料理漫画を嗜む。
まさにそんな通好みな作品だ。
夢の中の世界でほのぼのとした人達と優雅な軽食を作るという、
ある種、
現代人が空想する理想郷のようなお話が本編では繰り返される。
お出かけして人に出会うか人が会いに来る
ちょっとした夢世界の日常パートと、
その流れからの軽食調理パートが半々で
最後にレシピをまとめてくれるのが本作のフォーマット。
全くもってストレスフリーな内容なのだが。
覚めない夢の中にいる主人公は実際はどうなってるんだろう?
という若干陰った含みがある。このわずかな含みが引っ掛かり
本作を印象的なモノにしている。
1エピソードが結構短いので気軽に読めるところが良い。
そして、その中で登場する軽食のレシピがこれまた絶妙に
真似してみたいものが多く、小粋なレシピ本として
十分機能してるのが本作最大の特徴だ。
レシピは主に朝食系で英国料理が扱われてる。
少し凝ったカフェメニューというべきか、
手軽な果実酒からやや手の込んだケーキの作り方まで
わりと手間の幅が大きく、バラエティに富む。
どれも、真似して作ってみたら自分もちょっとシアワセに
なれるかも と思わせるようなセレクトが上手い。
自分も読み終えた現在、果実酒を作ってみたくてたまらない!
良い作品というのは”読後に読者の何かを変える”ものだが、
本作は 自分もやってみよう!という気にさせるから良い漫画だろう。
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