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映画・小説・ゲームなどにはオールタイムベストというものがある。
いつ見ても最高の作品って意味だけど、
本作 魔女見習いをさがして はオールタイムベストではない、
今見るのが最高の出来となっているので マストビューナウだ。
今見ないと最高の感動を味わう事ができない特殊な構造を持っている。
まだ見てなくて、おジャ魔女どれみを当時見ていたのなら、
今すぐ見に行くべきだ。
少しその理由を説明しよう。
本作は良い映画の絶対条件である三層構造を完璧に備えている。
第一層は、おジャ魔女・魔法少女の全否定。
本作品は主人公3人がそれぞれワケアリを抱える非常に現代に
寄り添った設定を孕んでいる。そのワケアリから抜け出すために
魔法は介在しない。魔法無き現代を描いている。
魔法を求め魔法には救われない、現代版オズの魔法使いである。
第二層は、魔法の再定義。
本編のクライマックスで、どれみちゃんの魔法とは何だったのかを
再定義する最高の見せ場でありこの作品の全てが集約される
場面がある。 この再定義によって、一層目の魔法無き現代にも
実は魔法で溢れていたことが間接的に分かる構造になってる。
本当は3人はそれぞれ他者の魔法によって前進している。
第三層は、どれみから20年経った視聴者の物語。
本作は魔法とは何かを説いた先に、どれみから20年を経た
自分達も魔法の力に助けられてきたことをどこかで実感し
自らの物語に昇華し感動する作りとなっている。
20年という歳月は本作の主人公達が歩んできた時の長さでもある。
本編ではその20年という歳月を強調する仕掛けを随所に散りばめて
あり、その中の1人は本編中ちょうど20年目を迎えるほどだ。
視聴者がこれとシンクロする時はまさに今しかない。
今見るべき作品だ。 当時どれみを見てた人は今すぐ見に行って欲しい。
当時見てなかった人には、いつみてもわりと面白い出来になってる。
あと、見に行くにのに復習は不要。むしろしないほうがいいかもしれない。
これはネタバレにならないから書いてしまうけど、本作に
どれみちゃん達は全く登場しない。 成長したどれみちゃんたちの
ストーリーは既にほかのメディアでやってしまっているので、
そういった安直な続編では決してない。
ある意味においてそれ以上のトンデモナイ作品だ。