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ホラふきキング

集めたくなるゲームといえば、HABAもその1つだろう。
どんなシーンにでも持ち込めて、軽快に遊び、それなりの満足感がある。
それがHABAだ。

お気に入りのHABAを語るとなると、ボドゲ好きには十人十色の想いが
あることだろう。
今回はそんなお気に入りHABAの紹介だ。

その名を ホラふきキング 






コンポーネントはカードと7つのチップ、これだけだ。

カード枚数もそこそこ、一見小ぶりなゲームだが、
ゲーム内容はかなりパリピ。







カードにはHABAらしい擬人化された動物が9種類、1~3匹描かれている。
ゲーム上この種類と序列が重要であるため、
カード右側に参照一覧がついているのが親切デザインだ。見習いたい。




ワイルドカード的なハチ。これがくるとひとまず安心。



ゲームは手札から1枚裏向きに出して山札から1枚引いてを繰り返していくだけ。
カードを出す際に、前に出した人より序列が上の動物かあるいは
描かれている数が多いカードを宣言して出さなくてはいけない。
ハチだけ序列を無視して宣言しても良い。

宣言は嘘であっても良い。
ただし、次の手番の人にそれが嘘だとバレるとペナルティを受ける
ここがミソ。

2枚の手札しかないため、すぐに嘘を付かなくてはいけない瞬間が訪れる。
一番序列が上の牛を宣言されてしまったら、
次の人はより多い 牛2匹 牛3匹 あるいは序列を無視できるハチを
宣言しなくてはならない。
ここで一瞬どうするか考えてしまうと、
「あやしい、おまえ嘘付いてるな?」
という感じになる。 これがブラフゲームの醍醐味だ。

慣れてくると、序列が低いカードしか持ってなくても、
ガンガン序列が高いブタや牛を宣言しムダに吊り上げて
他者を追い詰める。 こうなってくるともうパリピで最高のゲームだ。

このゲームがブラフゲームとして上質なのは、
嘘を付かなくてはいけない瞬間がすぐに訪れるところと、
あえて宣言は「鳴き声」で表現しなくてはいけないという
キッズ大喜びのなりきり遊びの要素だ。
嘘と動物で悪ガキ大興奮。

こういうちょいワルな嘘つき体験ってのは大変楽しいもので、
同類のゴキブリポーカーやファブフィブも大好きだが、
ホラふきキングはもっとも洗練されていると個人的に思う。


ただ、やっはり苦手な人もいる。
いろんなところで出して遊んでみたが、
どうしても手札に正直になってしまうという人が
だいぶいて、ブラフゲームはやっぱり慣れもあるなと思った。
ホラふきキングは大変楽しいパリピゲームだが、
少しだけ出しどころも考えたい一品だ。
ブラフゲーム大好き野郎やキッズ達ならマストバイだ。
超オススメ




by souka_t | 2017-06-29 12:55 | ボードゲーム | Comments(0)
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