拙作・ウサギの都市計画のデザイナーズノート第一回。
初回は誕生秘話たる企画段階のお話。
まずは以下の画像をご覧頂きたい。
そう、皆さん大好きなゾイドです。
左の小さいやつがゴドス、右がゴジュラス。
ゼンマイゾイドと電動ゾイドで、
共に二足立ちする恐竜がモチーフであり、
ゾイドではこのように近いシルエットを持つ
ゼンマイキット(小型)と電動キット(大型)の対で発売された
ものがいくつもあります。
当時、子供心ながら電動キットはお金持ちの子が買ってもらえたり
誕生日プレゼントクラスの大物で、ゼンマイキットは比較的お手ごろ
価格でコレクションしやすいものでした。
今見てみると、それぞれに持ち味があったりして甲乙付け難いものですが、
一重に簡易版・豪華版のような差異を2種のキットに感じたものです。
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さて、ウサギの都市計画の制作が決定する少し前の状況は、
長い時間掛けてきたPoint:203の制作が完了し一息ついた状態で、
だいぶ時間が余ったのでそこから更に新作を1つ作ろうとしていたところでした。
そこで先行していたPoint:203の「アクションカード選択・バッティング」の
ゲーム中核部分を流用し、できるだけカードだけで完結する
緩やかな拡大再生産かつほどほどの長さで決着するゲームを
目指して再構築しました。
平たく言うところのコンポーネント簡易版Point:203です。
当初ゾイドの製品展開からヒントをもらい簡易版の制作を開始したものの、
途中から「建物を建てて行く10点取ったら終わるゲーム」という方向性が
固まりそこから仕上がったテスト版が意外と良い出来だったので、
ウサギシリーズを冠するテーマとアートワークを付随することに決まりました。
だいたい自分の場合はシステム先行時テストモデルを4~5回こねくりまわして
ようやく決定稿が上がるものですが、これに至ってはデザインレイアウトで1回
と数値バランスで1回、計2回程度のアップデートというトントン拍子で
事が運びました。 やはりPoint:203という下地あればこその安産で
あったと言えるでしょう。 そういう意味でもPoint:203とウサギの都市計画は
兄弟作品と言えます。 そしてこの血脈は次作のシラストピアにも続きます。
これがウサギの都市計画制作に至る話です。 次回はテーマ編。