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エンダーのゲーム(下)


上巻につづき下巻を読了。

ネタバレ大いに含みます









バトルスクールを卒業してコマンドスクールに移ってからの
盛り上がりが良かったです。
中でも前大戦の司令官メイザーラッカムの登場、そして始めに発せられた
台詞には深い共感を覚えました。
その台詞

「わたしはおまえの敵だ。
おまえがはじめて出会う、おまえより切れ者の敵だ。
敵より他に師はいないのだよ。
敵以外のだれも、敵がなにをしようとしているか教えてくれない。
敵以外のだれも、どうやって破壊し征服すればいいかを教えてくれない。
敵だけが、自分のどこに弱みがあるかを教えてくれる。
敵だけが、自分のどこに強みがあるかを教えてくれる。
そしてこのゲームのルールは、おまえが敵になにができるか、
敵がしようとするなにを阻止できるかを見いだすことにほかならない。
いまから、わたしはおまえの敵だ。
いまから、わたしはおまえの師だ。」



ああ、わかるぅ~ 実践主義、叩かれて学ぶ 叩いて学ぶ、敵から学ぶ、
ゲームにおいても、ものを作るにおいても、仕事においてもこれは当てはまる。
敵を知り 己を知らば の孫子にも通じるものがある。

ここからメイザーラッカムがつきっきりでエンダーにレッスンする展開は
キャキャムフフもので、そこからのどんでん返し結末も良かった。
良い作品でしたエンダーのゲーム。 映像版もそのうちみたい!!
by souka_t | 2014-09-14 06:08 | 文学 | Comments(0)
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