スマイルプリキュアの反省会を行う。
それなりの話題性とそれなりの加速を見せた
スマイルプリキュアが、中盤以降なぜ急激に
失速してしまったか。
それは、シリーズの共通点から脱線してしまった
要素があるからだと私は睨んでいる。
プリキュアとはすなわち、
悪と戦う堅い絆で結ばれた女中達であり、
本来は現代を生きる女子学生である。
そして、彼女らには、悪と戦う共通の目的以外に
共通の活動またはそれに伴う活動拠点の運営を
行っている点に注目してもらいたい。
これはプリキュアどころか前シリーズにも
共通していたりする。
では、分かりやすく一覧にしてみよう。
どれみ初代:魔法グッズ
しゃ~ぷ:花屋&育児
も~っと:お菓子
ドッカ~ン:アクセサリ
ナージャ:旅芸人
プリキュア:部活
マックスハート:部活&たこ焼き屋?
スプラッシュ:部活
イエス5:アクセサリショップ
5GOGO:アクセサリショップ
フレッシュ:ダンスユニット&育児
ハートキャッチ:植物園&ファッション部
スイート:音楽&お菓子
スマイルプリキュアでは、プリキュアそれぞれに
部活動のエピソードがあるが、それらはほぼ
単発エピソードであり、初代プリキュア3作ほどの一貫した
活動ではない。ほぼ前半に各々の個性付けエピソードとして
消化されてしまっているのだ。その痕跡として、ウェブ上に
このような質問が投稿されている。
また、それ以上に共通して運営するものがない。
秘密図書館に集まってはいたが、あれは既に完成された空間であり、
運営する場ではなかった。
共通する活動のよくある代替案は、
小動物キャラクターのお世話に転化するパターンだが、
スマイルプリキュアの小動物はかなりトラブルメーカーでは
あったものの、さほどお世話に手間はかからなかった。
スマイルプリキュアの反省とは即ち、
ヲタ向けの作風とキャラクターにシフトしたことが
本質的な問題ではなく、
主目的とは別の一貫した共通活動による女中達の
絆が書かれることが不足がちであったことと、
母性をくすぐるに足らぬ小動物の2点に拠るところが
大きいのである。
女児向け作品とはいえ侮ってはならない。
女児向け作品とはヲタ向け深夜作品よりも
業が深く、膨大な様式美を纏っているのだ。
それを忘れて見てはならない。
そして、ドキドキプリキュアにも序盤から
同じ兆候が見えているのだが、
果たして大丈夫なのだろうか。
ナバキュアは応援したいのだが・・・。