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【ボードゲーム】イントリーゲ

去年末あたりに購入して寝かせておいた
イントリーゲをようやく対人プレイ。
湘重ボで3人プレイと相成った。

イントリーゲは一部で「酷いゲーム」と評される一方、
もっともシンプルでもっとも自由な交渉ゲームという
高い評価を得ている一作。

ルールは、
4種x2の計8個づつ配られた駒を
他者の機関に2個づつ配し、
交渉により高いポストに入れさせてもらう。
その際に同種の駒2個は機関に入れないため、
もし駒の種類が被った時は機関側の裁量で
既に居る駒を島流しにするか、来た駒を門前払い
にして島流しにするかの決断に迫まれる。
これが全4ラウンド+収入のみのラストラウンド
で進行し、最終的に資金の多さで勝敗を決する。



プレイ開始時。
手前の4つの建物が描かれたカードが自分の機関。
8つの小さな駒が相手送り込む自国の要人。

積んでおいて半年以上、ずっとプレイを妄想していたが、
こりゃあヤバイ。
確かにカウンティングの要素こそはあるが、
印象の与え合いが重きを占め、
時としてそれが過剰な競り合いにもなる。
シンプル過ぎるイス取りゲームのくせに、
あまりにも人の意思が介在する余地があり過ぎるため、
プレイ感は凄まじく重い。たった5ラウンドが
進めば進むほど重くなって行く。



決算。

交渉に継ぐ交渉。
飛び交う賄賂。
謀略により島流しにされた駒の数々。

いやあ、最高に面白い!
ルールによって守られている事が余りに少ないがゆえに、
人を選ぶし、対する人によっては息苦しいだけだろう。
だが、この全くの運の要素が無いシステムや
ここまでゲームを人の意思に委ねることができるという
残酷なまでな斬新さがたまらない。大好きだ。
そのうちまたやりたい。
by souka_t | 2012-07-28 07:28 | ボードゲーム | Comments(0)
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