【アニメ】こんにちわアン感想
こんにちわアン

アニマックスで放送していたものを録り溜めして一気見しました。
本作は赤毛のアンエピソード0的なお話で、アンがグリーンゲイブルズに
来る前の幼年期の物語になっています。ちなみに原作者は
赤毛のアンのモンゴメリではなくバッジ・ウィルソン。
赤毛のアン100周年記念として書かれたものとのこと。
以下感想です。

いやいやいやいや、素晴らしかった。
やっぱり世界名作劇場が自分の中でアニメの基本だということを思い知らされた。
不幸な子供が主人公で、ヒステリックな大人が出てきていぢめて、
それでもってパッといきなりイイ人が現われて窮地を救ってくれる。
これよ!これこれ。世界名作劇場ってのはやっぱりこれよ。
小公女セーラやロミオの青い空に共通する、この美しいまでの黄金パターン。
いいんだよこれで、ベタでいいんだよ、大好きなんだよこういうの。
ガキの頃から染み込まされてるんだよこれが。
やっぱり世界名作劇場はいいわあ。同世代にはこの良さをホントわかってほしい。
十代にはこの良さが分る大人になってほしい。
こんにちわアンはその世界名作劇場の集大成と言っても過言ではないよ。
明らかに話題性が低かったと思うね。もっと自分らの分る世代が
この作品を評価すべきだと思う、本当に良かった。

この作品、大きく分けて3部構成っぽくなってるんだけど、
中でも秀逸なのは1部目・トーマス家編。
と言っても尺の長さがトーマス家に集中しているせいか良エピソードも多い。
特にエッグマン登場回は非常に心暖まるお話で、とにかくおしゃべりで
知りたがりやなアンに対してのエッグマンの台詞
「わたしは創造力の味方だよ」は名言過ぎる。人生で一度はキメてみたい台詞だ。
エッグマンマヂかっこいい、エッグマンヒゲ剃ったらマヂイケメン。
風早君とかなかった、大きくなったらエッグマンになりてえ。

第二部のハモンド家編も学校の教師(名前がウィキにも載ってない)という
良キャラが登場する。これがまた秀逸なエピソードで、やる気のない生徒で
教職をやめようとする教師がたまたま現われたアンのあくなき探究心と
独学っぷりを見て思いとどまるというもの。
これが【赤毛のアン】に至るアンのプリンスエドワード島への憧れに
繋がるところが熱い。

とまあ他にも良エピソードはたくさんあるんだが、
まだ見てない人は是非見て欲しい。


最後に【赤毛のアン】への整合性だが、
こんにちわアンを全話見終わった後に気になって図書館で原作本の冒頭を読んでみた。
すると、確かにアンの生い立ちにまつわる話を一つ一つしっかり拾ってる広げてる。
トーマス家・ハモンド家のエピソードはよくぞここまで広げたと絶賛したいほどだ。
だけど、孤児院編との整合性が弱い。なんというかそもそもが
なんでそんなに孤児院に嫌悪感全開なの?という感じではあるが、
【赤毛のアン】の冒頭だと孤児院では本当に良いことがなかった的に書かれているため、
こんにちわアンでの孤児院のラストはあまりに良い話になり過ぎている。
だが、しかし、だ。
孤児院の良エピソードのおかげで【こんにちわアン】単体の物語の完成度を高めている
のも確か。ゆえにその程度の整合性は些細なことと言っても良いほどに
こんにちわアンは傑作に仕上がったと個人的には思う。

今年のアニメではないけれど、今年見た中では間違いなく一番だった。
同世代には超オススメです。
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by souka_t | 2011-10-29 20:08 | ものぐるおしけれアニメ系 | Comments(0)
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