先日配信されたXBOX360ライブアーケードタイトル、
Doritos Crash Courseの実績コンプ感想。
■ゲーム簡易説明■
このゲームは、お菓子で有名な"ドリトス社"が主催した
ゲームコンテストの優勝作品。以前も同コンテストの優秀作品を
ライブアーケードで無料配信し、今回も無料で配信された。
ジャンルはアクションゲーム。障害物を次々と超えていく
バラエティ番組のような内容が特徴。
同時に配信されたHarmsWayは事前情報があったが、
こちらは唐突に配信されて驚いた。
内容もはじめは、ありふれたジャンプアクションで
非常にカジュアルなものに見えたが、
実際には挑戦心を煽る熱いゲームだった。
実績コンプまでやり込んだ今となっては、
このDoritosCrashCourseとHarmsWayが同時に配信されたことに、
なんとも意味深なものを感じる。
DoritosCrashCourseとHarmsWayのどちらが面白かったか?
と言われれば、自分はDoritosCrashCourseと答えるだろう。
実績という釣り餌があるとはいえ、
このゲームを全ステージゴールド評価までやり込むプレーヤーと、
一通りステージを遊んでシルバー以下の評価でも終とするプレーヤーでは、
ゲームを通して求めてるものや見えてる世界が全く違うものだと思う。
それはどちらが優れてるとかではなくて、ゲームというもの自体に
注ぎ込める熱量とでも言うか、本気の具合というか愛というか。
とにかく、使い古したジャンプアクションというネタに、
まだこれだけの熱を起こさせる可能性が眠っていたことに驚きを禁じ得ない。
いつから変わってしまったのだろうか。
昔は、友人達と集まりマリオカートやエフゼロのタイムで
コンマ0.1秒を争っていた。それはその場だけの事であっても、
互いを意識し、互いを高め合ったものだ。
自分の中ではそれが"みんなで遊ぶ"という事だった。
だが、今は
シングルの難しいゲームをクリアしたと言っては独りよがりに酔い、
レベルをカンストしたレアアイテムを入手したと自慢しては掛けた
時間と廃人っぷりをアピールする。皇帝の食事のように一品一品
食い散らかすだけでそのゲームを"やった"と称する。
ひたすら残虐表現をクールとしそれを購入動機とする。
ゲームとは、いや
テレビゲームプレーヤーとはいつから変わってしまったのだろうか。
Doritos Crash Courseとはそれを考えさせられるゲームだった。
2010年末という節目に、このゲームに出会えて本当に良かったと思う。
アクションゲームに一家言ある者は是非全ステージゴールドを目指し
プレイしてみて欲しい。