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コエブの一年間 02 枝分かれの兄弟
このお話はあんまりフィクションじゃないです。
登場する人名は現実の人名とは変えてあります。


人の心は移ろいやすい
日々に永遠は無い
日々には変化がある
どんなに同じ日々を送ろうとしても
そこには微弱な変化が生じる
永遠などはこの世には無いのだ、
そう、インターネットにも。



ある時、一匹のウサギは1つの部屋の常連であった。

「おすおす、ユウすけ、今日もはじめるとするか」

入室一番に定型な挨拶を交わし作業体制をとる。

「ピアさん!今日もきてくれたんかー」

部屋の主の名はユウ。
ショタ声を売りにしてる女子高生で、
本人は頑なに男性と言い張ってライブ部屋を回している。
だが、声はどう聞いても女の子でしかない。
1つ前のエピソードのほも先生もだが、
コエブにいる中学生高校生はこの手の"男子になりすましたいガール"
が散見される。明らかに4~5年後には消し去りたい記憶に
なるであろう愚かしく痛ましい行為だが、こういう思春期ならではの
アレな活動を見学するのも若者の生態研究の一環ともなる。
よってこれらの愚行を否定するどころかあえて背中を押して
もっとイタタな事に足を突っ込ませるぐらいの研究熱心さを
ウサギは持ち合わせていた。
いつもなら、もっとやれもっとやれ、イケメンきたあああ など、
より一層調子付くようオタ芸ばりの外野コールを送るのだが、
ユウの場合いささか事情が異なった・・・・・・。

「今日は跳箱を元気よく飛んでる構図にするか、性別は問わない
やりたいほうでやれ、よし、早速はじめろユウすけ」

「はぁ~い、用意しますわー」

ウサギが指示を出すと、ガサゴソとマイクがユウの動作音を拾う。
しばらくすると鼻歌交じりでユウは作業を始める。

「ユウすけ、おまえさんまだ男の振りなんぞして、くだらん悦に
浸っては毒にも薬にもならん雑談なんぞしるんけ」

「ピアさん、他ではあんなに盛り上げ役に徹するくせに、ボクには
容赦無いんやねー」

「こう見えてピアさんショタ声にはうるさいのよ?
線の細い女の子みたいな男の子がショタだと思ってるなら、
そいつは大きな間違いよ、ショタってのは無邪気で奔放で、
小汚く落ち着きが無く、すぐむきになる、それでいてまっすぐな目をして、
ありとあらゆるものに無限の興味を示す、そういうものをショタと
いうのよ、そう、そういうものを少年というのよ・・・」

「はぁ、それじゃボクのショタ声はダメなんか~?」

「だめだだめだ、ユウすけのショタ声なんぞ、そこらの中学生でも
できる、ただの"アタシの思う男の子のマネ声"でしかない、
ショタを名乗るには綺麗過ぎる、かわい過ぎる、それじゃあただの
声色を低くしただけの女の子でしかない」

「えええー ショタってそんなに深いもんなんー?」

「ユウすけよ、ショタは中途半端に手を出すと火傷どころでは
済まなくなるぞ・・・・・・ショタをやるにはおまえさんじゃ闇が足りない、
そう、ピアさんのような深い深い闇が、だ」

「なんよそれー」

「そんなことより、描けたんけ?」

「いや、まだやけど」

「ユウすけ、おまえさんの声真似なんぞそこらのアホウどもの
 馴れ合いの前ですら埋もれる程度のものだ、だが、おまえの絵は
 違う、おまえさんの絵だけはたいしたもんだ、線画に於いては
恐らくコエブ内では三指に入るだろう」
「着色込みではまだまだ、十指にも入らないが、ポーズセンスだけは
 他を凌駕するズバ抜けた才覚を持っている、ピクシブの作品群は
 たいしたものだった」
「一枚絵では他には及ばないが、恐らく漫画を描きはじめれば他を
圧倒するだろう、それにはまず、手が早くなることだ、もっと描いて
描いて描きまくって描き慣れろ、即イメージして即手を動かせ!」

「ピアさん 持ち上げすぎやー ボク絵は好きやけどピクシブで
 2~300点とかもらうのが限界やて」

「ユウすけ、世に出ろ」
「自らが作品で世界を展開し、生の人間に揉まれて来い
ネットは広大なんてのは妄想だ、引き篭もりの逃げ口上だ、
根拠の無い自信で本当はたいしたことの無い人間が陥りやすい
幻想でしかない、おまえさんは現実でもやれる、その気になれば売れる
ものが描ける」

「引き篭もりって、痛いところ突くなあ~」

「たまには学校いかんと駄目やぞーう ユウすけー」


ユウは登校拒否児だった。
ウサギはこの登校拒否児と2~3日に一度ライブ部屋で会い、
ひたすらお題のお絵描きに没頭していた。
構図を指定し、ユウが描く、
即興で考えた設定を挙げ、ユウが描く、
シチュエーションを指定し、ユウが描く、
ユウが描き、ウサギが塗る、
ユウが描き、ウサギが別案を示すために描く、
ユウが描き、ウサギが画像合成をする。
ユウが描き、ウサギが無駄にドット化する。

ウサギにとってはコエブでもっとも楽しき日々であった。
だが、長く続くと思われた日々もあの男が現れてから変わって行った。


「お邪魔するぜーーー!!!部屋主イイ声じゃねえかー俺の嫁になれっ!!」

突如として、ハイテンションな男が入室してきた。

「えええー ボク男ですよ~」

まだありふれた男の子設定にこだわりを持つユウ。

「ハハハー わしは騙されんぞー どう聞いても女子の声じゃーー!!」

「あの、お名前はなんてお呼びしたらいいんですか」

「フフフ、これはカラスと読む」

この男、楽良須と書いてカラス。
この後数日に渡って通い詰めユウの部屋の常連となった。

そしてある日、ひょんなことからカラスが台湾人であることが明かされる。
言われるまでまったく分からないほど、カラスの日本語文章は完璧であった。
こういったコミニュティにおける日本語が上手い外国人の大半は
アニメ好きであるが、カラスもまた例に漏れず日本のアニメが好きな外国人
であった。台湾人と判明してからカラスはウサギの興味を引き、
カラスが加わったことにより部屋の内容は雑談に傾いた。


「ユウはわしの嫁だからな、無論良妻賢母、頭脳明晰な嫁に違いあるまい」

この男の"俺の嫁"のノリもはじめはアレな感じだったが、
次第にユウもウサギも慣れたのか、それが日常風景のようになっていった。

「カラス殿、ユウすけは希に見る天才、7歩あるくうちに詩を1つ完成
させることも容易ですぞ」

ウサギは一見口からでまかせのような言でカラスに絡んでいく。
だが、これは緻密な"品定め"であった。

「いやいやいや、無理やから」

ユウは真に受け謙遜。
だが、カラスはその意図を看破したのか、勢いを殺し辛辣な口調となる。

「なるほど、曹殖か」

「ええ、やはり三国志の故事をご存知でしたか」

「知らないわけが無い、特にその逸話はな」
「曹殖 七歩詩、豆の歌だな」

「ええ、そうです」

「兄弟に7歩あるくうちに詩を詠わねば処刑すると宣告され、
曹殖は見事に詩を1つ詠う、それが豆の詩だな」
「豆は植えて育てばみるみるうちに伸び枝が分かれる、
だが、その多く分かれた枝も、元は1つ」
「曹操の子らも元々は1つ兄弟は1つであったのに、今は喧嘩どころか
殺し合いをしている、曹殖は昔のように兄弟仲むつまじくありたい
という気持ちを豆に例えた名詩だ」

「お詳しいですねカラス殿」

「枝分かれの兄弟、それは我々台湾人も同じなのだよ」
「元は一つ、我々とて中国から枝分かれして今があることを
充分分かっているのだ」
「台湾の歴史の授業は古代中国の王朝からはじまる、
中国から抜け出た枝が我々だ、時には枝元と敵対し外敵と手を結び、
時には枝元に尻尾を振り、外敵からの難を逃れようとした、
我々は時勢ごとにあちらに付きこちらに付きを繰り返してきた、
皆が皆、何をやってるんだろう自分達はと疑問を持っている、
豆の詩のように、枝分かれた我々は何をしているんだろうと・・・・・・」


カラスの語りに部屋は静まり返った。
この一件から、ウサギはカラスにより一層の興味を抱いた。
そしてあくる日


「カラス殿、もしやこのような詩をご存知かな」

ウサギはカラスが入室してくると気鋭を制して問いかけた。

「問世間 情是何物」

ウサギが漢文を唐突に投げかけると

「直叫生死相許」

カラスはすかさず続きの漢文を返す。

「ははは、カラス大侠、あなたのような人物とこのような場で
お会いできるとは思いませんでした、どうかこの若輩者に叡智を」

「ふふふ はははっ 日本人からそれを聞くのははじめてだ
兄弟、困ったことがあればいつでも聞くがいい」

「では早速お言葉に甘えて」
「最近、中文のカードゲームを購入しましてな、どうしても・・・
翻訳できぬ部分やニュアンスがわからぬ部分がありまして」

「いいだろう、画像でよこせばわしが日本語に書き換えてやろう」

「かたじけない、カラス大侠」


この後、ウサギとカラスは意気投合し、
ウサギは日本の女性声優(特に花澤香菜)の情報を提供し、
カラスは台湾で流行った国民的武侠人形劇の話を教え、
互いに知識を高めあった。
それはまさしくコエブにおいて最も楽しき日々であった。
もはやユウのことなど忘れ、連日二人は多くを語り合った。

だがある日、カラスは交通事故で入院してしまう。
事故後病院よりアクセスで報告を受けるが、その後、カラスは
コエブに姿を見せなくなった。

ウサギはユウのことはわりかしド忘れするが、カラスのことは
ずっと覚えていることだろう。


つづくっ
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by souka_t | 2014-11-12 19:40 | 長期レポ | Comments(0)
テレビアニメ・新テニスの王子様 感想


図画工作しながらアニメ見まくった感想が溜まりに溜まってるから
じゃんじゃんいくよーう。
まずは テレビアニメの新テニスの王子様。

オープニングテーマ「未来の僕らへ」が荘厳かつ安らか過ぎて度肝を抜かれた。
テニプリってHIROのイメージ強くて、
いきなりこういう路線の曲で来たもんだからヤラレタ。無駄にイイ曲だ。
溜めた録画を一気に視聴する時は、基本OPは飛ばすんだけど、
この曲はあんまりにもいいもんだから毎回聴いちゃったほど。
ヘタすると今年のマイベストソング候補なんだがコレ。

さておき本編。
相変わらずのテニプリで安心した。
週間少年ジャンプ連載の時は毎週誌面で見てたほどだったけど
新になってから掲載誌変わっちゃって連載もアニメも見てなかったんですよ。
だから、キャラもだいぶ忘れてるかなとも思ったんですが、
テニプリキャラって濃いもんだから、わりかし覚えてるんですよね。
新テニは開始時点でオールスターなんで、ああ、いたいた、あいつねあいつね
みたいに、なんかもう昔好きだった玩具のカタログでも見るかのようで
序盤かせらテンション高めでした。
旧シリーズ当時はユニフォームが黒くてカッコイイ不動峰押しだった
だけに、不動峰の面々がわりと情けないことになってたのはちょっと残念
でしたが、昭和の熱血格闘漫画かってぐらいの山篭りエピソードは
こうなんかノスタルジックなものすら感じ、大変楽しめました。
中でも明らかにスタッフに愛されてるだろって感じの田仁志君猛プッシュや
リョーマに金魚の糞のように付きまわる無邪気な金ちゃんは見ているだけで
なんとも微笑ましい。

衝撃だったのは、大和部長!!
え、おまえ誰?ってぐらいイメチェンしててビックリですよ。
中華マフィアみたいな丸めがねをした大和部長が結構お気に入りだったのに!!
当時連載で見てたら私もアンチになってたかもなー。ホントこれだけは衝撃デカイ。
手塚との試合内容が良かったから上手く相殺されたって感じ。
変わり過ぎっしょ~、
中学の時黒髪でひっこみじあんだった娘が大学でアゲハ盛りのキャバ嬢に
なってたぐらいの衝撃ですわ。

いやはや、新テニ面白かった。 この続きのOVA楽しみ。
アニマックスさん早いところ放送権獲得まぢおなしゃす。
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by souka_t | 2014-11-12 15:35 | ものぐるおしけれアニメ系 | Comments(0)
2014年 月曜更新 第45回

月曜です。
いよいよゲームマーケットが次の日曜に迫りました!!!

今回は比較的ギリギリまで準備作業を行ってます。
いつもなら一ヶ月前までには一通り支度が終えるのですが、
先々週まで当日分のゲームを生産していたので
ようやくディスプレイ用の小物に着手しました。

まず、今回のフラッグ





新作2つのグラフィックを使った卓番表示になってます。
当日はコレをブースに置くので、訪れる方々は目印にしてくださいまし。

このフラッグもなんだかんだで長く使ってます。
ショーナンロケッティアズ創生期から採用し、
コミケで毎度ガワを変え、ゲムマでも初戦から使用し
毎度ガワを変えて、今回もガワ変えでフレームを
使い続けています。



これは今回のおしながき!!
A4印刷紙をクリアファイルに入れてます。
ズボラ極まるショーナンさんは立てる機材をいつまでたっても
導入しないので、サークル入場前朝一で買ったペットボトルを
飲み干して、空ボトルにテープで固定するという蛮族仕様でしたが、
今回は・・・ まあ、見ていてください!!



そして価格表示も用意しました。
完売時用とリバーシブル仕様です。
この表示の手前にサンプルも置く予定です。
今回はスタッフに強力な助っ人を用意してあるので
雑多ではなくエレガントなディスプレイになります!!たぶん。
果たしてその謎の人物とは・・・?



ギリギリまで新作も量産。
都市計画はそこそこありますが、
予約数が想像を上回ったためやっと二桁台を
当日分にご用意できる感じです。 当日はお早めに!!
POINT:203はガチな小部数です。
もし再販しても4個とか少数の委託販売になりそうです。
最悪絶版。 ロロステさんが一声くれれば作らなくもないかなあ(チラッチラッ




■イベント後自分用買い物メモ
・スキャナ
・マウス
・きらきら馨る
・あずきちゃん
・スマブラ
・ねんどろいどクド
・ハウスオブザデッド
・なんかガンプラ
・なんかボドゲ
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by souka_t | 2014-11-10 04:27 | 日々よしなし事系 | Comments(0)
祝・ショーナンブログ130万ヒット






皆様ご愛読のショーナンブログも130万アクセスを突破しました。
ここまで継続できたのも一重にこのわたくしめの気まぐれ駄文に
お付き合いいただいた皆様のおかげであります!!

そして、今年でなんとショーナンブログも10年目の大台に突入。
10周年記念パーリィとかゲムマ後の年末にやっときたいところです。
今から部屋片付けとくかーっ

という訳で、これからもよろしくね!
来年は祝画像のしらすちゃんの年になるよ!!
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by souka_t | 2014-11-08 20:49 | 日々よしなし事系 | Comments(0)
ウサギのタロット 01

ブログに載せるのがだいぶ遅れましたが、
ツイッターでちょいちょい絵をアップしていた
ウサギのタロットが完成しました。

22枚の大アルカナカードで構成されています。
これといったボードゲームライクなゲームルールの付加は無く
タロットカードとしての完成度を追求したものとなっており、
ショーナン画集的な意味合いの強い一品となってます。


裏面はこのとおり。
全体をCCさくらのクロウカードを参照し、
線対称になるような造りにしてます。

今回のGMには量産が間に合いませんが、
イエローサブマリンさんに委託予定です。
GM中にロロステさんが一声くれればそっちに (チラッチラッ
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by souka_t | 2014-11-06 07:49 | 同人ゲーム制作 | Comments(0)
ポケモンチョコエッグ

ひょんなことで、近所のスーパーでポケモンチョコエッグ
買って来ました。
普段甘いお菓子はまったく買わないんですが、
チョコエッグとなると、以前は戦闘機シリーズなどを
収集するためよく購入していたものです。

最近は自分の中でアニメのポケモンが盛り上がってるので、
パール以来久々のポケモンマイブーム到来。


これがチョコエッグ。
むっっちゃくっっちゃ甘いです。大きいですが中は空洞。
どうせなら包み紙をポケモンボールの柄にすればいいのに、とか
思っちゃうんですが。ここは共通素材でコスト削減ってところですかね。


空洞の中にこのようなカプセルが納められています


今回当たったのは、伝説系ポケモンっぽいのと、
ピカチュー! 強いのと人気なのがあたっちゃった。
もしかして大当たりなんでね?



ピカチューかわゆすなー



という感じで、久々のチョコエッグでしたー。
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by souka_t | 2014-11-04 08:25 | ものぐるおしけれアニメ系 | Comments(0)
2014年 月曜更新 第44回
月曜です。

ゲムマまであと2週間!!
ウサギの都市計画と一部過去作の予約は明後日まで受け付けてます!!
予約サイトはここですっ



■親戚襲来

日曜は親戚の子(小6~5?)の相手をしてました。
会うやいなや

「昨日、夢をみたのよ」

と切り出す親戚の子。
とんな?と聞こうとするよりも早く

「ショーナンが女子になっちゃうのよ」

いぶかしげな顔でなんでそうなる?
と聞く前に彼女は言を絶やさず続ける

「すっごい 超絶美少女で深夜3時に私がショーナンを連れて帰宅するの!」

昔からやや電波気味だったが、今回は特に興奮気味に語っていた。
話を要約するとこんな感じだった
ある日、ショーナンがマッドサイエンティストに捕らわれる
マッドサイエンティストはあやしさ全開でショーナンを口上手く乗せ
手術室で性転換手術を執行する。その腕前はあざやか。
なぜか手術中にカツラを脳みそごと交換するという曲芸を披露する。
親戚の子はそれをずっと見守る。控え室にはSPのような強面が待機してる。
手術は「きゅぴーん」といった感じに突然終わる。
終わったあと親戚の子は上手いことショーナンを連れ出し施設を脱出する
(このあたりの詳細描写は不明)
帰り道はなぜか早朝3時。駅前には学生が歩いているが誰も反応をしない、
まるで違う世界や次元の存在のように干渉できない、非常に怖かったらしい。
そして二人で帰宅し、夢から覚める。

なんにもオチてねえっ 俺が女の子になり損なだけじゃねえかああ!!!
と物語的構造をおおいに批判しようと思った刹那。

「男の子であったものが、完全な女の子になってしまう、これこそが
わたしの考える究極の男の娘の形よ!!」

医者を紹介してやるから付いて来い、と言うが早いか更に先の先を制し

「わたしはそれを百合に引き込むわ、タダの女の子の絡みなんてもう古いのよ、
これからは男の子のあやしさを持った女の子同士、これよ、わかって?ショーナン」

このアブノーマル先生はこういった調子に今後の創作展開を大いに語りだした。
クラスメートの友人を更に女体化して絡ませるとか、自分も登場して物語を
かき回すとか、ネットの友人やらもろもろ、先生の身内スターシステムの稼動。
人の創作を見るのは楽しいが、絵空事を聞くのも楽しい。
長い時間であったが一瞬に感じた。

広げすぎる風呂敷を上手く整理してやろうと、私はちょっとした横槍を入れてみた。

「先生さんよ、その話は結局のところドウなっちまうんですかい?
あっしは、超絶美少女になって男も女もメロメロにするっていう無双路線は
見えてきやしたが、そのまんまなんですかい? 戻れないんですかい?
思うに、それが物語の帰結の部分とあっしは思うんですがあ」

親戚の子はヘッケラー&コッフ社の自動小銃ばりに連射口調であったのが
ピタリと止まり、少し考え出した。

「最後、女のままか男に戻るか、迷うのよ ものすごく」
「これまでの展開から男に戻ることはありえないってぐらいだけど」
「全読者を裏切って、男に戻すのよ、あたしは最後に読者を夢から引き戻すっ!!」
「いい? このお話のテーマは "なれる" より "なりたい" なのよ!!」
「いろんな登場人物が劣等感をもっててね、なれるものに甘んじるしかないんだけど」
「結局はなりたい自分が大事ってことをあたしは教えたいのよっ!!」

後光がさすほど輝かしい表情で語る小学生先生がそこにいた。
物語の着地点やテーマを上手く伝えられず、ただ見栄えやキャラクターの魅力
だけで押し切ろうとする、それでどうにかなると思って書き始める人は星の数ほどいる。
この小学生先生ほどに物事を考えて話を語るものがどれほどいるだろうか。

「おまえ、だいぶ面白くなったな」

あたまをなでて褒めてやると、小学生先生はしたり顔で
話の枠外を語りだした。

「これが世に出る頃には、あたしは自分のホームページやブログを
もっているわ」
「最終回の後、もう賛否両論っ、あたしのブログが大炎上よ!!」
「でもね、あたし批判するやつらに言ってやるわ」
「どう思うかはあなた次第 ってね」
「それでねそれでね、ドラマ化とかもしちゃうの、そうなると原作者のあたし
は番組とかに呼ばれて、トークするのよ、この話はどういう風に作られたの
とか聞かれちゃったりして」
「そしたらそしたら、ショーナンも紹介してあげるわ、これでショーナンのブログ
も炎上よ あっははっ」
「そうそう、アニメ化もするのよ!! そうねえ声優どうしようかしら」
「あたしの役は能登真美子さんで確定として、ショーナンは鈴木達央かしらね、
マッドサイエンティストはだれがいいとおもう?」
「えー 宮野守さんー? うーん、、いいかもねっ 変に人気投票の順位上がりそう」
「それでねそれでね、国民的作品になって男の娘アイドルが大増殖するキッカケに
なっちゃうのよっエーケービーなんてその頃には半分男の娘よ!!」
「時代はお・・」

小学生先生がおおいに調子付くところ、私は最後に一言だけ口を挟んだ。


「先生、とりあえず書こうか、口より手を動かそうか」


そんな感じで、一日中小学生の妄想を聞いてました。
その妄想っぷりの8割は物語外でその作品が流行った後の
アメリカンドリーム語りでしたが、それがまさに現代のアン・シャーリィとも言うべく
電波創造力豊かな内容でたいへん面白かったです。
この先生の活躍に期待したい。 小学生先生のエピソードはそのうち続く。
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by souka_t | 2014-11-03 05:18 | 日々よしなし事系 | Comments(2)
カレールウ

パウチカレー、ブロックカレーときて、更なる境地に達するために
カレーパウダーに手を出してみました!!
商品名は「カレールウ」 ド直球なネーミングに期待が高まります。
一袋50皿分だとかで、解説にある内容で1人分を作る方法が
よくわからん感じでしたが、そこはカンで。 女子力の高さをみせてやんよっ



これが中身。
ブロックのカレーの素を粉状にした感じでしょうか、
いや、そもそもブロック状のが後出で逆か。
濃厚なカリーの香りがしてきます。



台所が暗くて写真写りが最悪ですが、
沸騰した湯を一度冷ます行程でパウダーを大さじ1杯入れた状態。
たぶん1人分サジ1盛りぐらいじゃないかな、カンだけど。
ゆっくりかき回しながら溶かしていきます。


別に炒めた具を加えて再加熱しかき回し続けた状態。
当初、トロ味が出ないのではという懸念がありましたが、
あんかけ程度のトロ味は出た感じです。
よりゲル状にするには分量が1サジでは少なかったかな。



完成。
玉子・ダイコン・ニンジン・キャベツと平行して焼いたナンを添えてみましたが、
どう見てもあんかけヘルシー丼です。

味は、給食でたべたカレーに近い気がします。
ノスタルジックな味です。
私はガンガンに辛味調味料でカスタマイズしちゃいますんで
あんまりカレーに味は求めない主義ですけど、
コスパの面ではブロックを遥かにしのぐのでかなり良いです。
しばらくはカレーに困りません。
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by souka_t | 2014-11-01 09:01 | 日々よしなし事系 | Comments(0)