カテゴリ:ボードゲーム( 301 )
【ボードゲーム】入門・布教向きのゲーム

・ニムト


・ごきぶりポーカー


近年様々なボードゲームをやってきましたが、
この2つが入門用として最も秀逸だと思います。

難易度・携帯性・入手難度、
どれを取っても敷居が低く、勝っても負けても"もう一度"というリプレイ性が高い。
そして、なんといってもガチ色が薄くパーティーゲーム色が強い点が良いのです。

特にごきぶりポーカーは、実際に相対してプレイしなくては
成り立たない部分が強く、ボードゲームの楽しみ方の1つである
ブラフのための演技力を要するところが素晴らしい。
個人的には、テレビゲームでは味わえないその部分を入門編で
啓蒙できれば、布教の第一歩は成功だと思います。

この2つよりエキサイティングで凝ったメカニズムを持つ
ゲームは山ほどありますが、いきなりそれら濃いゲームを用いて
布教というのは大変危険です。
昨今のテレビゲーム文化はチュートリアルが過保護なまでに
よく造られていて、触っていれば楽しみ方が直感的に理解できるもので
溢れていますが、アナログゲームというものはなかなかそうはいきません。
テレビゲームですら、楽しみ方が分からない・複雑でよく分からない・勝てない
という理由で投げ出す人が多いものです。
なので、熟知している経験者がほぼ勝ってしまうようなもので
布教というのはあまりよろしくない。
手加減して教えるというのも実はあまりよろしくない。

"少しのルール"と"少しの運"と"少しの駆け引き"、
はじまりに必要なのはこの"3つの少し"であると自分は考えます。
そこから"できる" "勝てる" "全容把握" が芽生えれば、
おのずとボードゲームの魅力は伝染します。

面白味である勝ち方が分かり易いという点で、
ニムトとごきぶりポーカーは傑作中の傑作です。
初心者でも絶妙な手を繰り出せるのも良いところです。

また、ビジュアル面でもこの2つは入門に相応しいものです。
ニムトには絵柄"が"なく、ごきぶりポーカーには絵柄"しか"ありません。
この対比はボードゲームの哲学が凝縮されていると言っても過言ではなく、
一方で絵柄に依存しないシステムの面白さを啓蒙し、
もう一方で絵柄だけでも成り立つボードゲームの柔軟さと
海外アーティストのユーモアさを示しています。

最後に対応人数です。
この2つは2人でプレイしても大変楽しく、
3人、4人、と人数を増やせば一層楽しくなります。
ボードゲームには2~4人に対応したものが多くあり、
中でも実質3人以上から面白くなるものが大半なので、
人数問題というのは常につきまといます。
その中にあって2人だけで充分楽しく、よりたくさんの人を集めて
楽しみたいという欲求を引き出せるニムトとごきぶりポーカーはやはり秀逸です。
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by souka_t | 2011-05-19 03:58 | ボードゲーム | Comments(2)
【ボードゲーム】バトルライン

カードゲーム・バトルライン。

ハードコアメンツで回しプレイしたレポです。

今回もラジオ番組風のゲーム紹介をご用意しました。
ひろゆきの高校時代の友人・よしゆきさんがゲストとして登場します。
いつもに増してヒドイ音源なので注意してご視聴ください。

湘南ボードゲーマーズ第四回 【バトルライン】

ジングル・効果音素材
01SoundEarth様 
On-Jin ~音人~様 



次々と場に出されるカードによって、
刻一刻と戦線が広がっていく様は、まさに大合戦。
2人用カードゲーム最高傑作の1つとして名高いのも頷けます。

2~3ゲーム実際にプレイして、
6ゲームぐらい横で観戦してみましたが、
なんというか、ゲームというより、この読み合いの雰囲気は対局。
囲碁将棋のそれに近いものがあります。
出せば出すほど悩ましくなり、一手が重くなって思考時間も長くなって、
一戦終わる頃には本当に一勝負終えた満足感が得られます。

全体的に読み合いのゲームとして特化されていますが、
"戦術カード"の存在が良い具合に逆転要素として機能しています。
秀逸なのは、持っていれば何枚でも使えるわけではなく、片方が1枚使ったら
もう片方が1枚使えるといった感じに、同じ数だけ機会があること。
個人的には1度だけ凌いでしまえばこちらで使用しないでガチ勝負に
持ち込める点でこのルールは大好きです。
今回プレイしてみて、やたらに戦術カード頼りにするスタイルと、
全く戦術カードを使わせないスタイルに分かれたのも面白かったです。

カードゲームとしてかなりガチ勝負の部類に入るので、
それなりに人を選ぶ内容とは思います。
それでも囲碁将棋に比べれば熟練者との差はさほど開かない
内容ですので、少人数で遊ぶゲームが入用な場合は、
個人的にイチオシしたい一品です。
古代ローマの兵士達が描かれたカードもアンティークチックで
ちょっとステキなのもポイント高いです。

■購入可能先リンク
すごろくや バトルライン紹介サイト
メビウス バトルライン紹介サイト
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by souka_t | 2011-05-17 18:39 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】操り人形

カードゲーム・操り人形。

ハードコアメンツ4人でプレイしたレポです。

今回もラジオ番組風のゲーム紹介をご用意しました。
是非、聞きながらお読みくださいませ。

湘南ボードゲーマーズ第三回 【操り人形】

ジングル・効果音素材
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On-Jin ~音人~様 


ほんのわずかな引き運と濃厚な読み合いから成る本作は、
まさに傑作の名に相応しい。

"役職を1枚選ぶ"たったそれだけのことが、
このゲームの全てと言っても過言ではなく、
毎ターン置かれた状況を分析しつつ選ぶのは、
本当に悩ましくて、また、逆に悩ませるのが
面白い駆け引きとなっている。

秀逸なのはコインと建物カードという富を軸に据えた
役職カードの構成だろう。
建物カードを大幅に増やすものがあれば、建物カードを全て交換してしまうものがあり、
コインを大幅に増やすものがあれば、コインを全て盗み取ってしまうものがある。
健全な貯蓄方法と不健全な獲得方法という上手い二面性が
役職カードの効果に現れていて、それが絶妙なゲームバランスに消化されている。

終了条件の建物8つ建設も上手い設定で、
安い建物をたくさん建てて早上がりを目指しても、大きなポイントを持つ建物を
着実に建てていった方が勝つことも充分有りうる。
無論、勝ちに急ぐ者ほど有利な役職を狙いに行き、
それを読まれて暗殺者や盗賊の餌食なりやすいという、
このゲーム独特の出る杭は打たれる状況となりやすい。
そしてそれが面白く、緊迫した状況を生む。

唯一の欠点は、ゲーム内容が盛り上がれば盛り上がるほど
読み合いが激しくなり口数が減り真剣勝負ムードに移行し
長考が続き長丁場になりやすい点。
正直、入れ込む人ほど消耗が激しいのでリプレイ性はさほど高くないと思われる。
しかし、やれる環境なら1日に1プレイはしたいほど魅力的なゲームだ。

4人で二時間近いプレイ時間が確保できるなら、間違いなく買いの一品。
濃厚な時間を過ごせることウケアイだろう。



■購入可能先リンク
すごろくや操り人形紹介サイト
メビウス操り人形紹介サイト
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by souka_t | 2011-05-13 05:37 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】ゲームマーケット2011 カタログ&チケット届く

ゲームマーケット2011のカタログとサークルチケットが届きました。
いよいよあと一ヶ月後です。


中身はこんなかんじ。


カタログ。
会場図を見る限り、4階に大手と販売店・企業、
5階に一般サークルが集まってます。
コミケで言うところの西館の上と下が逆になったといったところでしょうか。
開場時は4階に人が殺到しそうです。
一般サークルのプレイ卓率が気になってましたが、
108サークルのうち36サークル、ちょうど1/3ですね。
108の中でも読み物のみや中古持ち寄りも多数あるので、
実質自作ボードゲーム出展のプレイ卓率は1/2といったところでしょう。

それと版権モノ少な目とは聞いていましたが、
カタログを見る限り結構有りそう。


サークルチケット3枚。
既に2枚は配分確定。残り1枚は宅会でもっともボトゲへの熱意を示した
プレーヤーに進呈予定。週末はガチカタンくるね。
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by souka_t | 2011-05-12 01:11 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】ボーナンザ

カードゲーム・ボーナンザ。

ハードコアメンツ4人で何度もやったプレイレポです。

今回もラジオ番組風のゲーム紹介をご用意しました。
是非、聞きながらお読みくださいませ。

湘南ボードゲーマーズ第二回 【ボーナンザ】

ジングル・効果音素材
01SoundEarth様 
On-Jin ~音人~様



ゲームに勝つために交渉しているのか、
交渉ゴッコがしたいがためにゲームをプレイしているのか
もはや分からなくなってしまった。
それほどにボーナンザの中核を成す交渉は面白いです。

システム的に縛りや妙な手順が多く、
はじめは取っ付き辛いものがあると思います。
現に自分達も正しい進行に至るまでに1~2プレイを要しました。
しかし、面白さが分かるまでにはさほど時間がかからず、
交渉で互いに潤いポイントを得ていく勝ちへの過程はシンプルです。

実際に4人でプレイしたはじめの数回は、互いにカードを出し合い協力して
畑を作る牧歌的な雰囲気に溢れた展開でした。
そこから段々と互いの得点を意識し合うようになり、
交渉も限定的になってシビアな駆け引きを要するゲームへと変貌していきました。

少なくとも1日で6回はプレイしたので、そのリプレイ性と軽量っぷりは
見事です。特筆すべきはシステムの全てがプレーヤーの口で交渉させるように
扇動しているところ。その徹底ぶりはプレイした後に振り返ると
恐ろしくなるほどのお膳立てを感じさせられます。

こういった口での交渉がニガテな方もいらっしゃるかもしれませんが、
是非一度はプレイしてみてほしいです。ボードゲームだからこその
臨場感を利用した素晴らしい作品です。


購入可能先リンク
すごろくや ボーナンザ紹介ページ
メビウス ボーナンザ紹介ページ
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by souka_t | 2011-05-10 06:22 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】自作ワードバスケット
JAGA・日本ゲーム協会でワードバスケットのプロトタイプデータ
公開されていたので、それを参考にオリジナルデザインの
ワードバスケットを自作してみました。


テーマはオカルト。
うっすらと背景絵があり、日本の百鬼夜行・中国の妖怪・ブードゥーのグール・
ヤハウェなどが描かれています。
特種カードもオカルティックな記号や図面が使われており、
見た目だけ中二病全開なワーバスとなりました。


プレイ中の図。
山札からカードの裏面が見えます。
アップで写し忘れましたが、裏面の絵柄は
ウロボロスの蛇の真ん中にセフィロトの樹をあしらい、樹の中心部に
太局図が置かれています。中二病です。
ちなみに中央の箱はパイの実の空箱です。
ちょうど良い大きさだったので、これがゲームで使うバスケット代わり
かつ収納箱になりました。


ひろゆきが国に帰って2人でできるカードゲームを所望
していたので作ってやりましたが、ついつい一晩中かけて
素材探しやレイアウトを練ってしまいました。
明くる日にラミネート作業は手伝わせましたが、
こうやってその場で作ってすぐに遊ぶというのもなかなか乙です。
前回の自作ディクシットも良かったので、世のお父さんお母さん方は
息子さん娘さんと工作&ゲームプレイで休日を過ごすのも良いかもしれません。


ワードバスケット自体もエキサイティングなゲームでした。
頭の回転とボギャブラリーに大きく依存するルールなので、
負けた時の悔しさは尋常ではありません。
ここまでくるとスポーツですね。ガチでやる百人一首と同じぐらいの
熱狂っぷりです。

自分が学生の頃だったら、修学旅行や遠足・キャンプに持参して
休憩中にさっと出して遊び、班の結束を高めてますね。
それぐらい手軽でシンプルだけど熱くなれるゲームです。
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by souka_t | 2011-04-30 07:03 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】お邪魔者

カードゲーム・お邪魔者。

お花見会で5人プレイを数回、
ハードコアメンツで4人プレイを何度もやったプレイレポです。

今回はラジオ番組風のゲーム紹介をご用意しました。
是非、聞きながらお読みくださいませ。

湘南ボードゲーマーズ第一回 【お邪魔者】

ジングル・効果音素材
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On-Jin ~音人~様 




心理戦の醍醐味が凝縮された一品とでも言いましょうか。
これほど人の一挙一動に注目するカードゲームはなかなかないかと思われます。

一見、道を繋ぐダンジョン探索ゲームのようですが、
探索するのはまさに他人の腹、腹の探り合い。
ゴールを目指す金鉱掘りチームと、それを阻害するお邪魔者に
分かれ明確な敵味方の立場に区切られるものの、
誰がお邪魔者の役割を振られているか分かりません。
金鉱掘りチームも一番最初にゴールした者が一番報酬を多く
得る可能性が高いので、金鉱掘りチーム内でも競争が生じます。

協力しなくては到達できない、協力しても出し抜いて一番乗り
しなくては最終的に得点では勝てない、このジレンマは相当なもので、
かの名作"汝は人狼なりや"に近い人心の駆け引きが必要とされます。
これは、数字的要素をほぼ排除し、道を繋げることに行動心理を重ねた
見事なゲームデザインです。


・5人でプレイした時を振り返る

金鉱掘り3人 お邪魔者2人 のプレーヤー編成。
年齢層高めの割と良識陣であったためか、
それともお邪魔者が2人という状態だったためか、
金鉱掘りの結束は高めでプレイされていました。
少なくともスタート・ゴール間の7カードマスのうち
6マス目までは完全な協力体制。
また、お邪魔者に至っても、本性を現すのが
5~6マス目あたりからがセオリーであるという認識が
すぐに全員に広まった印象がありました。
カードを出すこと以外の口頭でのブラフも早々に飛び交い、
おぞましいほどの知略戦を展開し、金鉱掘り・お邪魔者
共に拮抗した勝率でした。

特に目立った戦術は"宝箱の覗き見カード"を使用した
お邪魔者側の仲間探し。お邪魔者側が仲間を特定し合えば
ほぼ勝利確定と言っても過言ではなく、こういった要素を
巧に活かして金鉱掘りを上手く封じる場面が目立ちました。


・4人でプレイした時を振り返る

金鉱掘り3人 お邪魔者1人 のプレーヤー編成。
十代2人、二十代1人と三十七歳の火星人氏1人
という上のラジオで語られているメンバーでのプレイです。
このメンツはアクが強いため、プレイ以前に人間関係に
いささか問題があったり、強欲過ぎる人物がいたりして
開始時より怒号が飛び交う泥試合を展開しました。
お邪魔者が1人だけということもあり、金鉱掘りチームは
早期にお邪魔者を吊るし上げようと躍起でしたが、
次第にどうせ誰かがお邪魔者なら、自分以外は邪魔者と仮定して
一番乗りに固執する流れができあがります。
それは、お邪魔者側の立場になると見えてくるもので、
正直なところ金鉱掘り3人に対してお邪魔者1人という状況は
お邪魔者的には勝利することが難しく、勝つために
"誰かにお邪魔者の疑いをなすりつける"という離れ業が
必須となります。そのためには宝物覗き見カードを駆使した
ブラフテクを活用したり、様々な挙動に難癖をつけたりと
涙ぐましい努力が必要とされます。
故に、疑心暗鬼は極まり、プレイを重ねるほど金鉱掘り側も
心が折れてきます。金鉱掘りの役割を振られても仲間達から
裁判にかけられ無実を証明できず冤罪を背負うことも度々起こり、
おぞましいにも程があるプレイ光景となりました。
勝敗以上に"こいつだけには・・・"という人間関係を持ち込むと、
このゲームはヤバイです。


という訳で、カードゲーム・お邪魔者はイチオシです。
3人からという弱冠人数制限がありますが、
人が集まるところに持っていけば盛り上がること間違いなしです。


購入可能先リンク
すごろくや お邪魔者紹介ページ
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by souka_t | 2011-04-29 17:38 | ボードゲーム | Comments(0)
youtubeに深夜番組のディプロマシーが
ディプロマシー

この世で一番ガチなボードゲームとまで言われた怪作ディプロマシー。
かなり昔に深夜放送でプレイされた映像です。
これまた凄いものがアップロードされましたねぇ・・・
ポケモンで有名な田尻氏がメンバーにいるのがまた熱い。
昔のフジテレビ深夜番組は、征服王といいたほいやといいセンスがありましたねぇ。

ディプロマシー自体も死ぬ前に一度はやったみたいゲームの1つです。
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by souka_t | 2011-04-26 07:04 | ボードゲーム | Comments(0)
【ボードゲーム】キャッシュ&ガンズ

ボードゲーム・キャッシュ&ガンズ
4人で基本ルールを2プレイ、パワーカードを使った上級ルールを2プレイ、
合計4プレイの感想レポート。

以前から、その銃を向け合うという独特のプレイ光景に憧れて、
いつしかプレイしてみたいと思っていたキャッシュ&ガンズを
ついにプレイです。
箱のアメコミ調のイラストからも、その破天荒さが伝わってきます。


開けてみると、
コンポーネントの数も種類も豊富。
一番特徴的なのは樹脂製のピストルですが、札状のキャッシュや各種チップ類も
かなり厚めの紙を用いているため高級感があります。

こうして見ると、ルールはシンプルながら
内容量は結構多目です。中身を見るだけでワクワクしてきますね。


はじめに基本ルールでプレイ。

早速悪ノリして部屋にあったサバイバルゲーム用のエアガンに持ち替える4人。
面構えも既に一仕事終えたギャングやマフィアさながら、
言葉使いも「ワレぇ」「ハジくど」「消すでしかし」など、
部屋が悪の巣窟となりました。プレイした時間も夜なので
ワルプルギスの夜ならぬワル共達の夜です。

8発の銃弾のうち2発が実弾、1発が早弾、5発が空砲がそれぞれ4人分。
それを一斉に1発づつ消費していくのがゲームのおおまかな流れです。
全8回戦のうち3回の攻撃をいつ繰り出してくるか、そのカウンティング要素が
このゲームの全て、と、誰しもがプレイ開始前の説明を聞き思いました。

しかし、実際にやってみますと、
思った以上に深い。
3回実弾で撃たれればゲームオーバーという最大のリスクと、
撃たれた回と逃げた回は一切の報酬無しというリスクを考慮し、
合図とともに一斉に銃口を向け合った瞬間の駆け引きは、
1人に狙われるなら大体において踏み止まり、空砲だろうと高をくくる。
2人に狙われるとややその回は逃げたくなり。
3人に狙われるとまず逃げるべきという決断に至る。
まさに身体を張ったチキンレース。

ある程度の確率論で乗り切るべきかと思考を張り巡らせますが、
実はもっともっとこのデスゲームは深い。

そこで、始めから危険な誘惑にかられます。

「初手でブッ放してみたい」

この考えは危険でした。
見事に狙った相手を負傷させたものの、
あろうことか、次のターン以降その相手が執拗に自分を狙ってくる始末。
そう、確執と怨恨・・・
このゲームはカウンティングでも確率論でもなく、その本質は印象ゲーム。
悪い印象を与えれば、次からは集中的に狙われる。
ヤバイ奴は消せ、消せば分け前が増える、消さなければ消される。
ざわつくようなデスゲーム。それが、キャッシュ&ガンズなのでしょうか。

結局1ゲーム目は負傷しながらも生き残りましたが、
3人に狙われるという局面を逃げ続けたため配当金は少なく敗退。


2ゲーム目。

4人とも要領を得たのか、弾丸カードの選択は慎重になります。
しかし、そこで圧倒的なひらめき。
2ゲーム目初手に置いても、実弾を使用してみる。
他は空砲、自分の実弾は見事命中して1人が負傷し、残った3人での配当。
そこで間髪入れず叫びます

「アタマ数を減らせば単純にもらいが増える、積極的に消していくべきだ」

1人の負傷者に震撼走る。
3人の目は明らかに獲物を狩る狼の目をしています。
おそるべし、キャッシュ&ガンズ。
口車による印象操作の威力は絶大。このゲームは思った以上に
コミニュケーションゲームです。

2回戦目は案の定、初手で1ダメージを受けたプレーヤーに集中して
銃口が向けられました。
無論逃げるため再び3人での分配。この状況が数ターン続きます。

この感覚、何かに似ていると感じましたが、
まさに ごきぶりポーカー の集中攻撃になる傾向と似たものでした。

そして、集中的に狙われたプレーヤーは結局3発の弾丸が命中し脱落。
残った3人での小競り合いもありましたが、結局3人生き残り、
微妙に上手く立ち回った者が最高得点を稼ぎました。



3ゲーム目は上級ルールを採用。それぞれ1枚のスキルカードを受け取ります。


2ゲーム目で小賢しく立ち回った自分に再度銃口が集まる厳しい展開。
しかし、そこでスキルカードがいきなり役に立ちます。
自分のスキルカードは "1度に何人に狙われても最大ダメージは1ポイントのみ"。
この効果は心強いです。
そして、この効果が他3人の印象を変えたのか、次から自分が標的から外されます。

この他にも各自、"出した後に銃口の向きを変えられるスキル"や
"早弾をもう1つ使えるスキル"なども頻繁に使われ、
トリッキーな展開が増えました。
結果3ゲーム目は2人の脱落者を出しました。
上級ルールは明らかに激しさを増しています。


夜もふけってきたのでラストゲーム。


スキルカードの効果絶大と知った4人。
いかにそれらを活かして立ち回るかを思案します。
そして最終的に生き残ればそれなりのキャッシュが貯まる
という体験の上で慎重にもなり、"逃げる"という選択肢も頻繁に取られます。
前3ゲームの経験は確実に各人の立ち回りに変化を与えていました。

それでも、多少なりとも抜きん出て稼ぎ出す者が現れる訳でして、
出る杭を撃つのがボードゲームの利害関係における行動心理。
中盤に差し掛かるぐらいには脱落者が1人出ます。

そこでプレーヤーの1人が"死んだプレーヤーの弾と銃を受け継ぐスキル"を発動。
最終ゲームにして二挺拳銃使いが誕生する熱い展開。

しかし、圧倒的な物量は余裕と危険の背中合わせ。
1人が抜きん出れば2人に狙われる。
贅沢は敵、まさに日本人の心理を揺さぶる戦力差への嫉妬。
おそるべしキャッシュ&ガンズ。

結果、圧倒的な二挺拳銃の火力の前に1人が脱落。
最終局面で早弾を温存していた自分が二挺拳銃を倒し
たった1人生き残るという完全勝利を達成。
最後までキャッシュが乏しかったのに大逆転。



いやはや、面白かったです。
かなりノリが良いメンバーでプレイしたので、
所々オモシロを言い出したりするスパイスも効いていましたが、
このゲーム自体の多様性をたった4ゲームでここまで引き出せました。
信じ難いことに、5人いれば更にもう1つの上級ルールで遊べるんです。
こりゃやるっきゃないと思いましたね。
キャッシュ&ガンズは傑作でした。


このゲームを譲って頂いたHal200さん、本当にありがとうございました。
これからは我が家で定番パーティーゲームの筆頭格になりそうです。



■おまけ オモシロ語録

「ワシはもっておる・・・誰よりも・・・実弾をもっておる」

「金は命よりも重い」

「いいのか?これで最後だ、最愛の家族に電話をしないのか」 4ゲーム目ラストにて

「ボクを信じてよ!!」

「見ろよ、俺のキャッシュこれだけだ、貧乏人を狙ってどうする、やめようぜそういうのは」
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by souka_t | 2011-04-26 04:57 | ボードゲーム | Comments(0)
小ボードゲーム会
先週にまとめようと思ってましたが、お花見会などのイベントが重なり、
ついつい掲載が遅れてしまった小ボードゲーム会のレポート。

今回の参加者は自分と荒木(37)改め火星人さん。
前回まで荒木さん(37)は荒木比呂彦ばりのナイスガイだったのが、
今回どういう訳かボーズ刈りになり、地球外生物にクラスチェンジ。
東北の件もあり、地球は危険だから火星に戻れと
シャウシンチーばりの説得を試みたが受け入れられず。
しかたなく新入荷したボードゲーム検証会。


火星人さんが持ってきたスピーカー付きUSBメモリ。
とても未来がジェットである。
火星人さん昔のハリウッド特殊メイクばりのアナログ面のくせして
デジタルなギーグだから困る。


緒戦はキングレオ。
なぜショーナンボードゲームの会は毎回キングレオから始まるのか?
それは20世紀の思い出に遡る。
あれは見事な快晴と南南東に吹く緩やかで春の匂いを帯びた風だったか、
いや、雨天で北東に吹き荒ぶる8月の嵐だったか。
齢10歳を越える頃の童子であった私と、田舎の臭いを振り撒く
下賎な仲間達。学舎という空間で教養と英知を授かる日々を謳歌する
私達湘南の民草は、平穏な日常の中に一握りのスリルとサスペンスを
求めていた。一時間目の予鈴が鳴ると、寺社で集会する鳩の羽ばたきが如く
席へと走り・・・次回に続く


新作一番手は 【マンマミーア】
ピザを作るカードゲーム。

何度かプレイしてみたが、2人ではどうにも駆け引きが薄い。
だいたいが全てのピザを完成させてしまう。
2人では掴み兼ねる部分が多いので、これの詳しい感想は4人プレイが
実現し評価が定まったら書きたいと思う。
とりあえず2人では微妙だった


次なるは【お邪魔者】
ドワーフの金鉱掘りとお邪魔者が洞窟を掘りながら凌ぎを削りあうゲーム。

仕様的に3人から遊べるので、2人ではかなり無理があった。
この後の花見会に持参し5人プレイを実現し、
強烈に面白かったので、これの感想は別項で詳しく取り扱う予定である。



3作目はファミリア。
マフィアの抗争でストリートを練り歩く荒くれ者をスカウトしていくゲーム。


さすがに2人専用ゲームなだけあり面白い!!
カードの点数配分とスキルの設定が非常に上手く、
カードの循環もまた海外ゲームならではの発想。
これも別項で詳しく取り扱おうと思う。

火星人さん今回イチオシのゲームです。


そして、【パンデミック】
病原体が増殖し続ける危険な状況下の地球を救うゲーム。






ショーナンボードゲームの会始まって以来のボードなゲーム。
この面白さに関しては他のゲームとは一線を期す。
2009年のドイツゲーム大賞をドミニオンと競っただけあり、
そのギミックに関しては他のゲームとは別次元なぐらい異質。
個人的にはドミニオンよりこっちの方が好きかも。
2人で一番カンタンな難易度を打開したので、もう少し人数揃えて
プレイし基本プレイを熟知した上で詳細な感想を書きたいと思う。

えーおーあいさん今回のイチオシゲームです。


最後に【ビブリオス】
写本を書くゲームなのだが、実際は分配と競りの二部構成ゲーム。

マニュアルが若干解読班を悩ませたが、
実際のプレイに及ぶと、その見事なまでのゲーム性の虜となった。
この二部構成は本当に良く出来ている。仕込みと勝負というべきか、
なんともいえないシステム的な美しさがあるんだ。
そして理解すればこのゲームの手順は余りにも簡単。
恐らく私も火星人さんも3分程度あれば初見の人にインストできるだろう。
このシンプルさでここまでの駆け引きを生むのが素晴らしい。
最後の得点計算すらシンプルで美しい。コンポーネントも美しい。
ただただ美しいゲームだった。

今回2人でオススメできるゲームです。



そんな感じで新作の検証が終わった。
次は今週の日曜に精鋭検証班4人動員でのボードゲーム検証会を決行する。
既に定員に達したので新規参戦はできないが、動画配信で実況する予定なので、
ボードゲームに興味が出た方は是非ご覧頂きたい。
ボードゲーム界でも屈指のバカゲーを投入する予定なので必見だ!!


そして6月のゲームマーケットで出展する
ショーナンロケッティアズのアナログゲームもよろしく!!
taiban Flashknot WaRtZ 
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by souka_t | 2011-04-19 20:17 | ボードゲーム | Comments(0)