【ゲーム】シュタインズゲートクリア感想。


去年末に集中して読み進めていた
XBOX360ソフト・シュタインズゲートの感想。

このゲームは、ニトロプラスと5pbの送る
想定科学ADV第二弾。前作カオスヘッドと一応同じ世界で
展開される物語として発売前より話題を呼んだ。


中二病全快な主人公・岡部厘太郎の言動は、
序盤から凄まじいほどに痛々しい。
下手をすると、そこでスキップを使用して全編飛ばし切ってしまう人も、
世の中にはいることだろう。それは余りにも勿体無い行為だ。
そうしてしまった人は、この感想を読み続ける前に、
そそくさとウインドウを閉じて、シュタインズゲートをプレイしなおしていただきたい。

話の盛り上がりは、
ジョン・タイターの話が出てきた辺りだったかな。
元々都市伝説系の話を漁った事がある自分としては、
タイターの話は結構有名で、"タイターが海外の掲示板に降臨した"というのは
紛れも無い現実だと認識していたものだから、物語上で突然
"2000年ぐらいに掲示板に現れたタイター"が無かった事になった瞬間から、
良い具合に自分の中で盛り上がってきた。
リアルでこの一件があってから高騰したIBMのPCも実在していて、
その話も上手く盛り込んでいた点も非常に面白かった。
過去に自分でタイターを調べていた時は、
世代なだけあってかドラゴンボールのトランクスのようなイメージを重ねていたので、
この話での結末はちょっと予想しきれないものがあって、全編に渡り充分に楽しめた。

中盤からは、物凄い勢いでタイムリープ設定を生かした話を展開する。
始めは、面白い玩具を手に入れたのび太君のような浮かれっぷりで、
さながら三谷幸喜の密室コメディのような話で進む。
それが次第に、タイムリープする事で起きる弊害や結末の恐ろしさに
押しつぶされて、主人公も中二病をやってる場合じゃなくなってくる。
この辺りの流れが本当に秀逸で、前作カオスヘッドを凌駕する物語に
なり、果てはここ10年で最高と思える話を展開する。
あれだけ"どーしよもねーなー"とか"馬鹿じゃねえの"とか主人公に対して
思っていて、全然感情移入出来ないプレーヤーも、ここに来て
モニターをガン見で、主人公の気持ちを受け止められずに入られなくなる。

自分は最初、どうして主人公の絵を出しちゃったかなーと思ったんですが、
その絵を出してしまって、感情移入を遠ざけてしまうという選択をしてまでも、
終盤の展開はヤバイ。ヤバ過ぎる。むしろ絵を出してくれてなかったら
冷静じゃいられなくなる人もいるだろう。ADV界の手塚ヒョウタンツギ的手法かもしれない。
あの主人公絵は一種のブレーキだ。

正直、絵柄は奇を衒い過ぎて余り好きじゃなかった。
いや、今も絵単体で言わせていただければ、さほど好きじゃない。
しかし、そんなことは全く気にせず話に没頭してしまうほど、
この作品にはパワーがある。絵で迷ってる奴はすぐに買うべき。

ADVで怪作が生まれる時に、自分は2度立ち会った。
これは本気に3度目に相応しい。


総評するに、XBOX360を持ってて買わない理由を探すほうが難しい。




ー以下ネタバレ含む感想ー









個人的には、中盤から橋田がアヤシイと踏んでいました。
ラボに引かれた直通回線、見事過ぎるハッキング、タイムマシン作成に
ほぼ始めから立ち会っている、未来でも殺されたという記述が無い。
それに極めつけは、"ラボに入った理由はメイドカフェに近いから"のはずが、
話の展開上、途中からそのメイドカフェは無くなっている事。
高校時代もほとんど話さなかったという事が序盤で語られてましたよねー。
故に、違う理由でラボの一員になるべく、岡部に近づいたセルンのメンバー
が橋田で、回線も気付かぬうちに手下に引かせていたのかなあと
思ってたんですが、全然ハズレでした(笑)

トゥルーエンドの時に橋田が電話を取る音声が聞こえるところでは、
来たか!? と思っちゃったほどでしたが、結末は結構素直でしたね。
カオスヘッドと同じく、300人委員会は存在だけ語られて、
結局何も干渉せず終い。シリーズ最後には直接対決とかあるんですかね。
なんにせよ次も楽しみです。
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by souka_t | 2010-01-06 17:06 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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