【ゲーム】プロトタイプ・クリア感想。


さまざまな動画配信で難しいゲームとの印象が強かった
海外ゲーム・プロトタイプを、予想通り苦戦してようやく初回ノーマルクリア。
その感想をば。

このゲームは、現時点では海外のみで発売されている箱庭系アクション。
ビルを駆け上ったり、空を滑空したりする超人的なアクションビジュアルと、
対象の身体を乗っ取る斬新な要素が話題を呼んだ。



面白いか?と言われれば、面白いところも少なからずあった。
つまらないのか?と言われれば、不満に感じるところも少なからずもあった。

苦痛を伴うか?と言われれば、
ゲームにチャラそうな人に対して 「楽しいよ」と答え、
ゲームに真摯な人に対して「茨の道が待っている」と応えなくてはならない。

珍作だと思う。

プロトタイプの名が示すとおり、これは試作的。
良く言えば挑戦的、悪く言えば実験的。
求められてこうなったかという部分に納得しつつ、
それってやっぱり面白いのだろうかと多々自問しながら
自分はプレイを続けた。

ライオットアクトを凌ぐ超人的な能力を披露する主人公は、
確かに一見の価値があり、スピーディーで破壊的。
それでは、ライオットアクトより優るゲームなのかと言われれば、
全てにおいてそうだとは言えない。
アクションのバリエーションは圧倒的にプロトタイプに分があるが、
その地に足が着かないアクション性は、疾駆感を増大させると共に、
非常に御し難い操作性に仕上がっている。
それが箱庭系ゲームの愛好家が求めていたものであるかどうか
議論の分かれるところだと思う。
個人的な意見としては「やりすぎではなかろうか」と言いたい。

群集や殺戮の表現は他に比べれば圧倒的だ。
都市をただ歩いているだけで、主人公が何も手を下さずとも、
感染者が無抵抗な市民を次々と殺していく。
乗り物を戦車とヘリだけの兵器に限定している点や、
主人公のスキルが道具を使わず直に手にかける
近接戦に特化している点など、
異常なほど殺戮へのこだわりを感じる。

さあ、はじめろ。殺し尽くせ破壊し尽くせ。
と、作り手のメッセージを感じて、いざ大量虐殺に向かうとしよう。

人の群れにダイブし、刃物や鈍器のスキルで肉片の海を
築こうとすると、一瞬にして軍隊警報が鳴り響く。
兵士や戦闘車両・戦闘ヘリにすぐさま取り囲まれる。
立場は一転して追われる側、ビルの谷間をウサギのように飛び逃げ回る。

どうやらそういうゲームではないらしい。

では、大真面目にミッションに挑むとしよう。
モンスターの撃退、施設への侵入、施設の破壊、護衛、追撃。
バリエーションはなかなか見事なものだ。
しかし、ミッションの構造に関しては、少し適当過ぎはしないかと
思う節が多々ある。
ミッションの難しい理由のほとんとが、敵の無限沸きによるもの
なのはいかがなものか。ロケーションがほとんど都市部か
1フロアの施設内部なのはいかがなものか。
後半は乗り物に傾倒し過ぎてはいないだろうか。など、
個々のミッションに絶妙な配置やギミックなどといった匠性が感じられない。
自分にとっては一番の残念どころかもしれない。
だが、それは人によっては気にならない事だろう、
跳ね回って、殺して、壊して、追われて、純粋に楽しめば良い。

個人的には、このゲームの方向性には
何かどっちつかずの迷いを感じた。
箱庭と言うより、だたっぴろいMAPを用意されただけのアクションゲーム
に仕上がってるのではなかろうか。もっと抑えるところは抑えて
用意するべきものは用意した方が良かったのではなかろうか。
投げかける疑問は絶えない。それが故のプロトタイプなのかもしれない。


総評するに、都市で暴れるダークヒーローに少しでも憧れたらすぐにでも買うべき。
そうでない人にはオススメできるか難しい内容。
[PR]
by souka_t | 2009-10-19 07:29 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
<< VAN HOUTEN COCO... 【ゲーム】クラブニンテンドーか... >>