今年はこの後コミケ出展が控えているので、もうブログでまとめに入ろう。
さて今年はとにかくアニメの本数が多い。 数話見て切った作品が最も多かった年かもしれない、そうでもしないとエアチェック してられないというのが本音。 それでもそれなりには見ていたつもりなので 今年の初め頃から振り返ってみましょう。 1月スタート組の先陣を切った作品で印象深いのはSF作品。 ジンキエクステンド、ゼノサーガ、そしてスターシップオペレーターズ。 中でも一番がんばっていたのがジンキで、オープニングがガンダムのOP構図まんま だったとか制作側の遊び心が垣間見れた所もポイント高いです。 ゼノサーガは原作のゲームをプレイした身から言えば丁寧な作り、しかし ゲーム同様に三部作でありその第一部なので尻切れトンボ感は強め。 第二部や三部のアニメ化に期待したいところです。 スターシップオペレーターズはギャル盛り戦艦モノの皮を被ったハードSFでした。 それ以上に個人的にはアノ水野亮先生がこういう原作を手掛けている事が 驚きです。水野先生と言えば堀井雄二@ドラクエに並ぶ日本でのファンタジーブーム の火付け役の一人、ようするにソードワールドとかロードス人という印象が強いお方でしたので…。 序盤のゴールデン枠でがんばっていた印象があるのが エレメンタルジェレイド。さして特筆すべき事は無かったのだけど、無難な出来 だったのでだらだらと見つづけていました。 同じく序盤で、キッイズステーション枠で放送していたギャグ漫画日和は 一歩間違えれば大学のアニメーション愛好会が制作したのかって言われるぐらいの 破天荒な作りに度肝を抜かされました。監督の大地丙太郎氏のセンスには驚かされる ばかりです、ゲーム同様にアニメの面白さと言うものは映像美に直結するものでは 無いと思い知らされた感すらあります。 周りであまり話題に上がらなかったので まだ見ていない方は是非。 大量に新作がスタートした4月、その中でずっと輝いていたのがバジリスク。 アニメファンドを用いて資金繰りをするなど、いろんな意味でのGONZOの底力を 見せつけられた感がありますが、その原作の骨太の忍者アクションとアニメ自体の 作画クオリティは今年の中では屈指だったと思います。周りでこれを見て原作漫画を 買っていた人がいたぐらいですから本気オススメ。 主題歌もいろいろと話題を集めましたが、そっちの話は声優オタの範疇なので、 純粋なアニオタの当ブログではノータッチと言う事で。 他4月開始組は 創聖のアクエリオン がありましたが、結局主題歌しか記憶に 残ってません。マクロスの河森氏と言う事で熱いロボットアニメを期待してましたが、 初回から間違った方向に熱い作品だったので個人的には駄目でした。 河森氏の監督作品と言えば地球少女アルジェナがあった言う事実を忘れては いけないようです。 同じ深夜枠においてスタートダッシュで80年代のエロスを見せつけられて度肝を 抜かれたのがスピードグラファーでしたが、2クールも枠が必要だったか どうかは疑問です。1クール目が終わる頃には惰性で見てました。 他、ローカル局では無難に良かったのが英国戀物語 エマですが、 思えば今年のメイドブレイクを加速させた原因の一翼を担うに相応しいクオリティでした。 こいこい7は日本のアニメの恥部が結集したような作品だったので 3話も見ずに切りました、これだけのクソは昨今のゲームソフトにもそうそう無いです。 深夜枠のガン細胞と言えばフジテレビ枠ですが、 ようやく局をあげて本腰を上げてきた来た感があったのがハチミツとクローバー。 今年はNANAといいハチクロといいオサレ系の台頭も注目すべく要素でした。 NOITAMINAとかふざけた名前を掲げていますが、フジもなかなかやってくれます。 結局この時期はじまった深夜で一番良かったのはガラスの仮面だと思います。 前後の放送枠にひねくれた話題性をもつ作品が乱立していただけにイマイチ周りで 盛り上がりに欠けていましたが、今年の深夜枠のベストオブアニメに挙げても良いぐらい のクオリティだったと思います。 朝枠においては良作が多く、土日の早起きはアニオタの義務といわしめんばかりの 勢いでした。 その筆頭がおねがいマイメロディ、意外なほどのサンリオの 寛大さもさることながら、ところどころ目を見張るものがある作品でした。 萌え・作画・動画・内容・汎用性・アニメらしさのどの部分を取っても譜代点以上、 どう考えてもかみちゅよりマイメロディに文化庁の優秀賞をあげるべき だと思うのですがどうでしょう? 朝枠で話題の割りに実質視聴率がゾイドジェネシスに負けている回も多かった のが不思議なのがエウレカセブン。1クール目最後のエヴァ臭が一時 エアチェックを断念しようとさえ思いましたが、2クール目からのレントン一人旅からは ある程度最初の勢いを取り返した感がありました。 ケロロ軍曹のゴールデン枠移動に伴い、元の朝枠に投入された ふしぎ星のふたご姫も良作ですが、今年後半に投入される土曜朝のアニメ群 のクオリティに比べるとやや霞むのが不幸と言えば不幸です。 ちなみにNHKの絶対少年もこの前後の時期でしたが、内容が電波過ぎて後半 付いて行けませでした、NHK教育枠なのにローアングルや下着姿全快だった事に ある程度驚きはありました。 今年前半は他にもフタコイオルタナティブや極上生徒会 などがありました。前者はところどころの演出に目を見張るものがあり、後者は なにげに汎用性のあるギャグアニメで意外と多くの人に評価を得ていましたが、 両作とも所詮は萌えアニメの範疇を抜け出せないものであったと思います。 せいぜい今年だけの話題作です。 個人的にはコナミがバックボーンについていた極上で、たまにキャラの台詞で コナミネタを発していた所が面白かったのですが、ゲーマー的には今年後半に 強烈なネタアニメが放送されていたので、そっちの方に話題が集中してしまいます。 後半に続くー
by SOUKA_T
| 2005-12-26 11:50
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