ウサギの火星劇団 デザイナーズノート1



ウサギシリーズもだいぶ長いことやってきました。
初代は連続予約特典として作ったウサギ決死隊、
次に500円ゲームズとして世に出たウサギの儀式、
それから、れーすふぉー、ウサペン、カレーときて、
成熟期に達した、すもう、都市計画、黄金時代、
去年に出たショーナン作品異色の協力ゲーム・ウサギの政略結婚。
密かに小数部出たウサギの権謀術数。
ここまででシリーズ10作。

これらは全て、人類がいなくなった地球上で
繁栄していくウサギ族物語のゲーム化でした。
今回の第11作目「ウサギの火星劇団」では、
いよいよその先のエピソードに突入します。
ウサギ宇宙編です。宇宙に進出します。

ところが、「火星」には宇宙感あるのに
「劇団」にはものすごく地球圏の文化感があります。
文字通り、今回のウサギ達は火星で劇の公演をするのですが、
これは火星に降り立ったウサギたちが火星人社会に
受け入れられるため、あらゆる試行錯誤を重ねた結果、
宝塚歌劇団のようなものを火星で始めたという
バックストーリーに起因します。


一昨年ぐらいから、私は宝塚歌劇団に興味を持ち、
いくつかの書籍と、ユーチューブにある昔の演目(モンパリとか)
を見漁り、いずれ宝塚歌劇団をアナログゲーム化しようと
目論んでいました。その時いろいろ見たもの知ったものの中で
一番気を引いたのが、宝塚の誕生秘話と音楽学校から入団を経て
退団までの堅牢なシステムと伝統。
1演目をゲーム化するのは容易だけど、深く学んだ自分の中で
それはちょっと安直過ぎるのでやりたくはなかったのです。
これは落語テーマのゲームを作ろうと思った時も同じで、
書から学んでいるうちに一席より落語小屋という文化自体に
興味をもってしまったからできず終いでいます。
文化は実に面白い。演劇文化の中で取り分け宝塚が異色である
理由や外国でも人気を博してるなど書で学んでいると、
これは異星人に見せてもなんらかの感情を
沸き起こさせるんじゃないかなと、そんな発想から生まれたのが、
ウサギの火星劇団という新エピソードです。

今回はゲーム自体もかなりストイックな出来なのですが、
それと同じぐらい、オマケ要素のQRコード読み込みによる
ウサギ団員エピソードが凝ってます。
過去作の奥義伝承や攻城ペンギン・国連ペンギンでやった
フレーバーテキストのスペース制限をどうにか拡張できないか
という試行錯誤から生まれた膨大なオマケとなっています。

とことんまでにこだわった二人用システム、
ドットとベクターを使用したアートワーク、
育て上げたテーマたるウサギユニバース、
そして最大級のフレーバー・オマケ要素。
まさにショーナン集大成と言っても過言ではない内容と
なったのではないでしょうか。

第一回の挨拶はこれぐらいにして、
次回はアートワーク編です。





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by souka_t | 2017-10-09 18:43 | 同人ゲーム制作 | Comments(0)
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