横浜
それは食の激戦区。
神奈川でもっともグルメな町と言っても過言ではない。
更にその中心地は中華街ではあるが、
横浜駅周辺だけ見てもその競争は激しく神奈川随一だろう。
すなわち、横浜を制する者こそが神奈川を制する、である。
そんな横浜の名店群の中から、行く場所を1つ選ぶというだけで悩ましい。
今回その中から珍しいメニューに狙いを定めた結果
燻製やTENZEN
燻製とカレー・・・ 果たしてどのような味を奏でるのか、
期待は大いに膨らむのであった。
横浜駅を出て徒歩数分、
飲食店立ち並ぶ一角にそれはあった。
店内は木目を活かしたシックな色合い、
カウンター席・テーブル席半々程度で、
雰囲気はバーや居酒屋寄り。
メニューはカレーのみで、辛さは4段階の提示がある。
これは4段階目の「死神」を頼まなければなるまいと思い、
もっともプレーンなメニューであろう燻製カレーの死神をオーダー。
これが死神だ。
まぶされている粉末がおそらく辛味調味料と思われる。
添え物にキャベツ、ルーの中に具材は一見無いように見えるが、
細切れの肉がいくらか潜んでいる。
食了
辛味は・・うん、痛覚を刺激するからハバネロ系だろう。
規模のほどは暴君ハバネロ~デスレイン程度、
「死神」という名に期待値が高過ぎたか、やや拍子抜けであった。
辛くないことはない程度。
燻製のカレーは果たして何を持ってして燻製なのだろうかという疑問が残った。
ルー自体は平凡、具材の細切れ肉が燻製だったのだろうか・・・ううむ。
食後きさくな店主より
「裏メニューで更に+200円で死神の上もあるんですよ!」
との一声が合ったが、
激辛フリークの自分としては「ならはじめからメニューに入れとけよ」
と内心思ったのでありました。
死神を選ぶと1000円を超えてしまうので、カレー一杯では決して
お安くないことになってしまう。
燻製は財布に優しくないなという印象のみを残して横浜を後にする一幕でありました。