煙血鋼撃 制作その4

前回から続き。

今回はアートワーク・メカ編



煙血鋼撃のメカデザインは、
骨組みであるフレームから丁寧に描き起こされている。
これらはカードデザインになるまでにはまったく違った形となっている。
今回はそれらがどのように形成されて行くかを解説しよう。



    


まずこれらが基本フレームである。
左から順に 
中型のブラックバルサフレーム
小型のサイプレスフレーム
大型のレバントフレーム

設定では中型であるブラックバルサフレームが
人間の10倍、約18~20メートル。
兵器の分類はどのフレームも大型兵器となる。


ゲーム本編ではこれらフレームごとに2タイプの車両が登場する。
2タイプということは同フレームを使用した別名称の車両であるが、
それらは同型機である。
それがどういうことか、レバントフレームを用いて解説する。

レバントフレームも2タイプの車両、すなわち
無限軌道型と重装四脚型として工場で組み上げられる。
その過程を図解していく。





これがなにも取り付けていない状態のレバントフレーム。


      

キャタピラホイールを取り付けたレバントフレームが左。
四脚追加フレームを取り付けたレバントフレームが右。
この時点でだいぶシルエットが変わるが、
胴体は同型フレームとまだ分かる形をしている。
また両機とも後部に円形のツインラジエーターを搭載してる。



      

スレイバーFエンジンを搭載したキャタピラ機と
スレイバーG2エンジンを搭載した四脚型。
Fエンジンは限界までトルクが引き上げられており、
G2は安定性を重視しつつ高い出力を用する四脚を
稼動させるに足る動力源となっている。



      


ボディを被せる。
同型である両機とも全く同じボディ形状である
アートワーク的にこの時点で中身を描き込んだ意味を失ってしまうが、
そこは描き手のモチベーションと男のロマンである。



      


装甲を載せる。
系統にあった装甲形状であるため、ここからだいぶフレームの違いが
見えづらくなる。
キャタピラ型は戦車のような多段に斜面装甲が積まれ、
四脚型には各部を保護する厚い甲冑のような装甲で覆われる。
材質の面では両装甲ともエルパールを採用しているが、
その厚さは異なる。



      


砲塔を取り付ける。
両機ともバタライ社のニューギー138型砲塔を採用している。
全くの同型砲塔であるが、この後取り付けられる砲は
まったくの別物となる。
また、砲塔上部にあるのはハッチではなく脱出ポッドである。
緊急時はボタン操作でパイロットがレールシートで砲塔に引き上げられ
脱出ポッドと共に射出される。
脱出ポッドの隣の円形状のものはスキャンレーダー。
だいたい半径2キロにレーザーを射出しモニタリングすることができる。
ゲーム本編の遭遇戦に突入する状況とは、
スキャン領域に両軍が対峙した状態であり、こののち索敵は不要となる。
故にゲーム本編に索敵の要素は無い。相対距離こそが遭遇戦の肝なのだ。




      

仕上げはウエポンの搭載。
キャタピラ型には最大の破壊力を誇る150ミリ砲と
対人グレネード。
四脚型にはやや軽い88ミリ砲と近接弾幕を想定した各部銃座。
前者は破壊力に振り、後者は攻防両方に振った装備となっている。
これにより両機の運用や目的の違いが明確となる。


 


ゲーム本品ではこれらレバントフレームの同型機は
裏表1枚のカードとなっている。
レバントフレームを開発したロシア陣営同士の戦いはまず起こらないため、
このように同系機は1枚としてまとめられているのだ。



今回のアートワークは以上のノリをモチベーションとし
無駄に造り込まれている。
アートワークとはすなわちロマン。
ロマンを追わぬ者は男児にあらず!!
アートワークを兼ねて制作するこの私から言わせれば
アートワーク抜きにしてゲームを語るなど
味噌の入っていない味噌汁を語るようなものだ。
そして味噌汁は具材とのマッチングが味を決める。
システムとアートどちらも抜きにしてゲームの完成は無い。
煙血鋼撃はまさにそのロマンを体現した作品なのである。


次回はアートワーク兵士編。











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by souka_t | 2016-04-19 20:14 | 同人ゲーム制作 | Comments(0)
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