僕たちのゲーム史

スーパーマリオのようなゲームはなぜ出なくなった?
という疑問から端を発し、過去から現在までの
主に国内のデジタルゲーム史を追う一冊。

大変面白かったです。
いままでいろいろ言われていた言説を
時代背景と著名人の発言を拾って検証していくスタイルが、
堅実というか、ガッチリした説得力があって良かったです。

ファミコン直撃世代なので、なんとなく 
ああそんなこと言われてたし自分も言ってたなー 
ということが走馬灯のように回想できる内容でした。
振り返ると、こんなもの流行るわけねーだろってものが
次の時代の主流になってきたかことが実感できます。

特に自分はデジタルシミュレーション大好き人間だったので、
元々というか今なお「できるかぎり史実の状況を再現できる」
にこだわる派で本書でも「史実派」に分類される人です。
たしかに武将の能力や機体の性能にこだわる「データ派」も
いたし、そんなんどうでもいいから気持ちよく遊ばせろという
「ゲーム派」もいて、いまやゲーム派が主流といっても良い
現状であります。
当時は、そんなに史実から逸脱したかったら歴史モノや
現代戦争モノじゃないファンタジー(非現実)を舞台とする前提でやれ
っていうのが我々の言い分で、ガチャポン戦士やファイヤーエムブレム
などは、その範疇であったために史実派でありながらもすんなり
楽しめたという過去を、本書に振り返らせられました。

自分の中の「そんなもん流行るわけねー」の最初は
本書でも任天堂側が主張してた  光学メディアのローデイングの遅さ 
でした。 自分はディスクシステム・PCエンジンロムロムと思い切りその
茨の道を歩んできたので、結局このローデイングはねーなーと思い、
処理速度の速いパソコンゲームにシフトして、32ビットゲーム機戦争は
はじめ傍観決め込んでいました。

次の「そんなもん流行るわけねー」は音ゲーでした。
自分はビートマニアの3ステージぐらいしかまともにクリアで
きなかったので、こんなピアノばりに指をせわしく動かすゲームなんざ
多くの人間ができるわけねーと思いました。

更に次は、無双ゲーム。
こんなもん史実派もデータ派も絶対に認めちゃならねえっ
とすら思ってました。ぶっちゃけ今も半分おもっとります。
でもゼルダ無双とかナインティナインナイツとかは範疇的にアリ。

で、割と最近がダウンロードコンテンツとダウンロードゲーム。
これは手元に実物が無いものを多くの人がほしがるわけねーだろ
と思ってましたが、デジタルネイティブ世代にはそんなもんカンケーねえ
って感じになってきました。

直近では課金ゲームなんですが、
そのうち課金を逆手に取ったとんでもない楽しみ方を提供する
ゲームが登場するんじゃないかなと思ってます。


いやー おもしろい本でした。
ゲームってほんと楽しいですね









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by souka_t | 2015-09-02 06:44 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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