【PC98】暁のビザンティラ クリア感想


今年はじめからちょこっとづつ進めてた
PC98用ゲーム・暁のビザンティラをクリアをクリア。
そのプレイ感想です。

常に戦闘員が1人のみという超オールドスタイルなRPGでした。
なんというか、力の入れ所が10あったとしたらこのゲームは、
テキスト6 音楽2 グラフィック1 システム1 
あまりにテキストへ振り過ぎてる。
ほっとんど重要なイベントは文面上で終了する。
せめてフィールドキャラで人形劇をしても良いんじゃないってぐらい、
なにもかもが文面上で終了する。気の利いた演出やエフェクトなど無い。
ただ、その物語は原作有りなだけにかなり面白い。
ゲームはオマケを地で行くファンアイテム仕様である。

イベントがはじまると恐ろしくテキストが長く、
ノベルから丸コピしたのではと疑惑が沸くほどで、
それを読むうちに、わりと小説としては面白いんじゃないか
と思えてくるほど。繰り返すがゲームとしてはかなりヤバイ。



ラスボス。
見よ、この会話中の顔グラフィックをそのまま戦闘グラフィックに
転用するというやる気の無さ!! 雑魚モンスターは気合入った全身絵が
描かれているが、中ボスなどの重要イベントでのハイライトシーンでは
常にこの調子。

更に、
このゲームの戦闘は常に1対1。
物語上仲間を引き連れているのだが、戦うのは主役のビザンティラのみ。
ファンタジックないでたちから、魔法が飛び交うようなものを連想したが、
全然全く悉く須らくそんなことは無く、常に物理攻撃のパワー押し。
物理で殴るを素で行く仕様である。魔法など無い。
だからレベル上げでぐんぐんステータスを上げていくものかと思いきや、
レベルが上がってもぜんぜん強くならない。5レベルぐらいあがって
ちょっと強くなったことを実感できるかどうかぐらい。
このゲームの戦闘は非常に乱数が激しく、序盤5~10の振れ幅や
後半15~30の振れ幅のダメージはあたりまえ。安定しない。
なので多少ステータスが上がろうが成長を実感することは無い。

その分、武器や防具は絶対的で、
新しい町で新しい武具を買い揃えるために
いかに町周辺でお金稼ぎするかがこのゲームの攻略そのものとなってる。
この異常なまでの物理主義はある種のこだわりにも感じ、
複雑怪奇となった現代の電源ロールプレイングにはない
潔さやシンプルさを感じる。 悪く言えばザックリ荒々しい造り。


エンディング。
なにげに最後は凄いどんでん返しというか衝撃な結末が待ってる。
「うん、話だけは面白かった。 原作超気になるね」が総括である。

ちなみに本編で複雑な設定が語られるハイライトシーンでは
こういった半画面のビジュアルが表示される。
そのあたりは非常に美しく、物語に華を添えているのだが、
それでゲームが面白くなるかといえばちっともまったくぜんぜんである。



クリアすると音楽鑑賞モードが出現。
凝るところはそこじゃねえだろおっ

でも音楽もわりといいんだよなあ・・・


最後に、このゲームの最大の見所である「設定」についても追記。
このゲームの世界では、人間は元々女だけの種族で、
交配を繰り返しているうちに突然変異の病気として男が生まれる
といった種の起源設定がある。
このあたり非常によくできていてファンタジックで良い。
そしてところどころキャッチーな用語があって、
根源である純潔の女が「あまつおとめ」、
のちに獣と合成することで力を得る人間種族を「メブ」
などと本編で呼称される。なんとなく使ってみたくなる響きなのがやばい。
わりとセンスがあると思う。 きっと原作はかなり面白い。


というわけで久々の98レビューでした。
今年は後3本ぐらいやりたい
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by souka_t | 2015-06-05 08:12 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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