【フリーゲーム】とげちゃんのぼうけんクリア感想

RPGツクール2000作品・とげちゃんの冒険をクリアしました。

この作品は時雨先生のオリジナルキャラクター・とげちゃんが
棒人間の仲間たちと冒険するロールプレイングゲームである。

エンディングまでプレイした感想。
モンスターをなぎ倒してレベルを上げて中ボスを撃破しつつ
先へ先へと進む、王道中の王道RPGでした。
特に良かったのはレベルデザインの部分。
ちゃんと段階を経て敵の強さが設定されていて、
面倒と感じるほどのレベル上げ作業をさせず、
そこそこの作業でちやんと先に進める数値配分になっていました。
言わば"ちゃんと人にクリアさせる難易度設定"でしょうか。
変に堅すぎる敵やいやらしい状態異常地獄などは特に無く、
シンプルなパワー&属性バトルなところに好感が持てます。




体験版のツクールを使って8日でこれを作ったことに驚きです。
しかも完成時に中学一年生。

RPGツクールはとても親切設計で、小学生でも使いこなすのは
容易ですが、"1作完成させるところまでちゃんと作る"となると話は別です。
高校生でも大学生でも、ましてや大の大人でも、最後まで作る人というのは
全体で見れば希な存在です。
その原因の最たるは、自分の頭の中にあるこじらせた設定を無理に
具現化させようとすることにあります。 壮大なロケーション膨大なシナリオ
豊富で個性豊かなキャラクター、そう、RPGを作りたいと思ったことがある人なら
誰しも1度は夢見る妄想設定です。作りたくて作りたくてしかたない人ほど
こういった溢れ出んばかりの設定を綺麗なグラフィックやら懲りに凝った物語
テキストやらイメージぴったりな荘厳な音楽やらに変換するために
素材の製作で力尽き、肝心なゲーム部分はできあがらないのです。
あるいは実績も無く満足な報酬も払えないくせに人を集めて自爆し頓挫するのです。

そう、すべてのツクーラーに必要なこととはすなわち
「肩の力を抜く」ことなのです。

とげちゃんの冒険は非常に良くニュートラルな力加減で作られている作品と
言えましょう。全編にわたって無理が無く、破綻も無い、それでいて手堅い。
力の入れ所をちゃんとゲーム部分に割り振っていることが素晴らしい。
誰しもがこじらせてしまう部分の全てにちゃんと力が抜かれてる。
それでいて所々にクスっとしてしまう台詞やら、ヘンテコな世界観が
なんとなく表現されている。




たった8日で、マップ・イベント・テキスト・アイテム・モンスター・キャラ絵
を計画的にこの歳で遂行、そして完遂するのは正直すさまじい才能だと思う。
文字・絵・音楽など素材のクオリティなどは繰り返せば誰でも向上する。
けれど、最後までやり遂げるというのはまったく別の才能で、
それなくして真の成長はありえない。ここが初心者の壁、絶対的な差、
多くが登りきらない断崖絶壁。
既に先生はこの歳にしてそれを越えてしまった。 
作数を重ねて今後どう自分の色を変化させ濃くしていくか楽しみである。




先生の次回作に期待。

と思ったら もうあるみたい・・・
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by souka_t | 2015-05-19 20:21 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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