2014年 月曜更新 第44回
月曜です。

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■親戚襲来

日曜は親戚の子(小6~5?)の相手をしてました。
会うやいなや

「昨日、夢をみたのよ」

と切り出す親戚の子。
とんな?と聞こうとするよりも早く

「ショーナンが女子になっちゃうのよ」

いぶかしげな顔でなんでそうなる?
と聞く前に彼女は言を絶やさず続ける

「すっごい 超絶美少女で深夜3時に私がショーナンを連れて帰宅するの!」

昔からやや電波気味だったが、今回は特に興奮気味に語っていた。
話を要約するとこんな感じだった
ある日、ショーナンがマッドサイエンティストに捕らわれる
マッドサイエンティストはあやしさ全開でショーナンを口上手く乗せ
手術室で性転換手術を執行する。その腕前はあざやか。
なぜか手術中にカツラを脳みそごと交換するという曲芸を披露する。
親戚の子はそれをずっと見守る。控え室にはSPのような強面が待機してる。
手術は「きゅぴーん」といった感じに突然終わる。
終わったあと親戚の子は上手いことショーナンを連れ出し施設を脱出する
(このあたりの詳細描写は不明)
帰り道はなぜか早朝3時。駅前には学生が歩いているが誰も反応をしない、
まるで違う世界や次元の存在のように干渉できない、非常に怖かったらしい。
そして二人で帰宅し、夢から覚める。

なんにもオチてねえっ 俺が女の子になり損なだけじゃねえかああ!!!
と物語的構造をおおいに批判しようと思った刹那。

「男の子であったものが、完全な女の子になってしまう、これこそが
わたしの考える究極の男の娘の形よ!!」

医者を紹介してやるから付いて来い、と言うが早いか更に先の先を制し

「わたしはそれを百合に引き込むわ、タダの女の子の絡みなんてもう古いのよ、
これからは男の子のあやしさを持った女の子同士、これよ、わかって?ショーナン」

このアブノーマル先生はこういった調子に今後の創作展開を大いに語りだした。
クラスメートの友人を更に女体化して絡ませるとか、自分も登場して物語を
かき回すとか、ネットの友人やらもろもろ、先生の身内スターシステムの稼動。
人の創作を見るのは楽しいが、絵空事を聞くのも楽しい。
長い時間であったが一瞬に感じた。

広げすぎる風呂敷を上手く整理してやろうと、私はちょっとした横槍を入れてみた。

「先生さんよ、その話は結局のところドウなっちまうんですかい?
あっしは、超絶美少女になって男も女もメロメロにするっていう無双路線は
見えてきやしたが、そのまんまなんですかい? 戻れないんですかい?
思うに、それが物語の帰結の部分とあっしは思うんですがあ」

親戚の子はヘッケラー&コッフ社の自動小銃ばりに連射口調であったのが
ピタリと止まり、少し考え出した。

「最後、女のままか男に戻るか、迷うのよ ものすごく」
「これまでの展開から男に戻ることはありえないってぐらいだけど」
「全読者を裏切って、男に戻すのよ、あたしは最後に読者を夢から引き戻すっ!!」
「いい? このお話のテーマは "なれる" より "なりたい" なのよ!!」
「いろんな登場人物が劣等感をもっててね、なれるものに甘んじるしかないんだけど」
「結局はなりたい自分が大事ってことをあたしは教えたいのよっ!!」

後光がさすほど輝かしい表情で語る小学生先生がそこにいた。
物語の着地点やテーマを上手く伝えられず、ただ見栄えやキャラクターの魅力
だけで押し切ろうとする、それでどうにかなると思って書き始める人は星の数ほどいる。
この小学生先生ほどに物事を考えて話を語るものがどれほどいるだろうか。

「おまえ、だいぶ面白くなったな」

あたまをなでて褒めてやると、小学生先生はしたり顔で
話の枠外を語りだした。

「これが世に出る頃には、あたしは自分のホームページやブログを
もっているわ」
「最終回の後、もう賛否両論っ、あたしのブログが大炎上よ!!」
「でもね、あたし批判するやつらに言ってやるわ」
「どう思うかはあなた次第 ってね」
「それでねそれでね、ドラマ化とかもしちゃうの、そうなると原作者のあたし
は番組とかに呼ばれて、トークするのよ、この話はどういう風に作られたの
とか聞かれちゃったりして」
「そしたらそしたら、ショーナンも紹介してあげるわ、これでショーナンのブログ
も炎上よ あっははっ」
「そうそう、アニメ化もするのよ!! そうねえ声優どうしようかしら」
「あたしの役は能登真美子さんで確定として、ショーナンは鈴木達央かしらね、
マッドサイエンティストはだれがいいとおもう?」
「えー 宮野守さんー? うーん、、いいかもねっ 変に人気投票の順位上がりそう」
「それでねそれでね、国民的作品になって男の娘アイドルが大増殖するキッカケに
なっちゃうのよっエーケービーなんてその頃には半分男の娘よ!!」
「時代はお・・」

小学生先生がおおいに調子付くところ、私は最後に一言だけ口を挟んだ。


「先生、とりあえず書こうか、口より手を動かそうか」


そんな感じで、一日中小学生の妄想を聞いてました。
その妄想っぷりの8割は物語外でその作品が流行った後の
アメリカンドリーム語りでしたが、それがまさに現代のアン・シャーリィとも言うべく
電波創造力豊かな内容でたいへん面白かったです。
この先生の活躍に期待したい。 小学生先生のエピソードはそのうち続く。
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by souka_t | 2014-11-03 05:18 | 日々よしなし事系 | Comments(2)
Commented by bols-blue at 2014-11-17 12:44
やばい才能を感じずに入られない逸材ですね
Commented by souka_t at 2014-11-17 16:28
大先生の予感・・・。 将来が楽しみです!!
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