ネクラソフ


サルトルの戯曲。
ある詐欺師が、ネクラソフというロシア人亡命者になりすませて、
フランスの新聞界を沸かせるお話。


はじめて戯曲モノを最後まで読んだけど、
これがなかなか面白かった。
全体的にエンタメ色が強く、どの登場人物も
一癖二癖あり、そしてどこか可笑しい。

主人公ジョルジュが次々と相手を口先で言いくるめる
説得劇がなんとも爽快で、その言動上にはしっかりとした
時代背景や思想があり、サルトルのただならぬセンスを感じます。

個人的に気に入ったのは、
ジョルジュとゴブレ刑事の天才と凡人の対比でしょうか。
凡人たる刑事もその共感をもってシビローと通じる場面は
地味ながらくるものがありました。
あとは、パリ夕刊メンツのジュールの紙面作成へのこだわり、
なんか分かる。


戯曲面白かったので、またなんか読もうと思う。
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by souka_t | 2014-10-15 07:20 | 文学 | Comments(0)
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