縄張り争いゲーム・シカゴ

ゲームデザイン・鈴木銀一朗先生のシカゴを
1人4役で回してみました。

このゲームはマフィアの抗争を描いた、
エリアマジョリティライクな区画取り。
極めて直接的な攻撃が多いゲームです。

ゲームの進行は
・出所フェイズ ・アクションフェイズ(1.リクルート2.配置替え) ・抗争フェイズ ・収入フェイズ 
・建築フェイズ ・慈善事業フェイズ
の6つを手番順に繰り返し、最後に共通の収支表で一番後ろの人が
他者を警察に密告します。
これを12ラウンド繰り返して、最も現金を持ってる人が
脱税容疑に掛けられ現金が半分になり、その時点で
現金がトップのプレーヤが勝利。  


行程が一見多いですが、
基本的にアクションフェイズに3アクションポイントを消費して
小決算をするの繰り返しです。やることはボード上に図表となっているため
マニュアルを確認しながらということはほぼありません。
わりと視覚化に注力されているボードになってます。

独特なのは襲撃フェイズの戦闘処理と
レジスターボードの存在です。
戦闘処理は複数勢力がいる区画で、その手番中の
プレーヤが自由に組員をマッチングさせ処理するというもので、
3対1に持ち込むと被害無しに相手の組員を始末できます。
2対1までお互い対消滅するというのがミソで、
その場の支配力のみを確保する戦術や、後々を考えて損害覚悟で
殲滅にかかる戦術などが取れます。
もう1つの特徴であるレジスターボードは、
ゲーム全体での各プレーヤが得た収益を換算し表示するマスです。
これは、プレーヤのもつ紙幣とは別に記録されるため、
実際に持っている資金とは異なります。
この総収益を表すレジスターボード上の数値の駆け引きが
警察を操り、時として有無を言わさず組員全員逮捕するアンタッチャブルを
呼び起こします。これが起きるとゲームが面白いようにひっくり返ります。


プレイ



第2ラウンドでいきなり収益ドンケツのプレーヤがアンタッチャブルを引き当て
組員全員が牢屋にぶちこまれる図。



第3ラウンド、赤組の全ラウンドでの逮捕劇により1区画に追いやられる



更に赤組がカジノを建てた地域にガサ入れが入る。
カジノ建設費用8000のうち半額の4000ドルを支払いサツを買収。
他、3人の組員の身柄も1人1000ドルで確保。
手痛い失費である。



今度は資産が走り出してた黄色組にアンタッチャブルが炸裂し
展開中の組員全員が牢屋にぶち込まれる。


6ラウンド目もアンタッチャブルが炸裂し、青組が牢屋の仲間入り。
アンタッチャブルは初期1/6の確率で出るが、
出るごとにチップがゲームから取り除かれ、天井が1/5 1/4 1/3と低下し
アンタッチャブルが出やすくなるようになってる。
1/2を上回ることはないが、1/2の時点で通常の警官が出ると次は必ず
アンタッチャブルが出る。



最終ラウンド終了の図。
緑組が大量の逮捕者が出たが、肝心なカジノ区域は死守し、
大量の資金を確保した。


ラストの牢屋。



資金1位は資金半減。
今回一番走った緑が資金半減したが、わずか2万ドルちょっとの差で
それでも緑が勝ちぬいた。 



やってみての感想は、
これは明らかに我々のためのゲームである。
直接攻撃上等すぎるため、その直接攻撃でゲームバランスを
取っているといってもいいぐらいなのだけど、
キング叩きがしやすい仕掛けがしっかり用意されているのが良い。
そして絶妙なサジ加減の拡大再生産要素もよくよく効いてる。

はじめは面白くなったモブシティかなと思ったが、
ぶっちゃけめんどうくささを全部取っ払って
カードバトルがエリアマジョリティライクになった
面白く洗練されてモブシティと言っても良いぐらいだ。

これはいずれ4人でやってみたい。
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by souka_t | 2014-06-07 20:34 | ボードゲーム | Comments(0)
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