KIGEN 輝きの覇者 クリア感想
長きに渡るプレイの末、ようやくPC98用ソフト・KIGEN 輝きの覇者をクリア。
以下感想です。


リバーヒルソフトのゲームを最後までやりきったのは
これが初かも。 ほんっっっとうにたっぷり遊びました。
そこそこの知名度だから、そこそこの尺かと思っていたら、とんでもない。
1週するだけで50時間は余裕で越えたと思います。
ノーヒント&ノー改造なので、作業的なところで大幅に時間がかかったのも
ありますが、イベント量がとにかく凄かったです。

システム的な斬新さは、まず、アクティブタイムバトルに似た
リアルタイム制を採用している点です。
実際のところはリアルタイムというよりターン制の強制オートバトルですが、
状況に応じてすばやく指示を出す楽しみは充分にあり、
とくに強力なボス戦では、一瞬の回復指示が遅れたらアウト的な、
手に汗握るバトルが堪能できました。

成長システムも少し特徴的です。
よくある経験値が規定数に達するとレベルアップするという
一見何の変哲も無い方式ですが、このゲームでいくらレベルを
上げようが、パラメータの上昇は微々たるもので、
そこらのザコ戦であっても、レベル上げによって一撃撃破になる
みたいな派手な成長はありません。
成長はほぼクラスチェンジによって果たされるのです。
レベルを一定数ためると上級クラスになることができ、
それによって大幅なパラメータ変動や特技の追加が成されます。
なので、レベルは実質クラスチェンジをするまで上げないと
まったく成長がありません。
しかし、クラスチェンジこそがこのゲームの強さの概念に置ける"絶対"
でもあります。基準以上のクラスチェンジを果たせば、
序盤~終盤において敵の攻撃がほとんどこちらに効きません。
どれほど凄いかと言えば、このゲームには様々な状態異常がありますが
念入りにクラスチェンジをしていくと、終わるまで1度もなったことがない
状態異常がたくさんあるほどです。
成功したことがない敵の特殊攻撃なども数え切れないほどあります。
クラスチェンジこそが絶対です。

さて、攻撃すら通じなくなるこちらに対して、
敵はどんな手段を用いてくるのか?
まさしく、それこそがこのゲームの一番驚愕したところであり、
最序盤からその洗礼を受け絶句したところでもあります。
なんと、千日手に持ち込んでくるのです!
いくつかの敵は一定数のダメージを受けると、回復行動を始めます。
それがほぼ全回復。
こちらのパーティーのテクニカルポイントに余裕があれば
強力な魔法でごり押して打ち勝てはするのですが、
ガス欠の時にこれをやられると、もう逃げるしかない。
なんっともいやらしい。
一定の区画にそういうのがいるならともかく、だいたいの区画に
その手の敵がいるところに、制作者のキチっぷりを感じます。
ただ、戦闘はわりと強制している訳でもなく、逃げるコマンドは
確実に成功するので、ザコ戦は稼ぎと割り切ってるきらいがあります。
ボス戦までノーダメージで行けるのでヌルいと言えばヌルいとも言えます。
しかし・・・その落とし穴は後述。

あとユニークなところは、陸を移動する乗り物の充実っぷりです。
馬車・ラクダ・バギー・エアカーとあって、ほとんどが1イベントを超える
ためだけにある特注品のようなものです。
しかも、始めはローテクなものだったのに、後半いきなりハイテクなものになる
というトンデモ展開。それらが山盛りのイベントを彩り、なかなかにしてシビレます。


本編の中核を成すイベントやダンジョン構造は、
当時ありがちな、頭を抱えるようなイヂワルさが随所に滲み出ています。
"ここまで進めば最初の頃のことは忘れてるだろ"的なスルー要素から
引っ張ってくるものなんてむしろ序盤越えあたりから頻繁に。
ダンジョンなども、階段がそこかしこにあって、どこに繋がってるのか
なかなか把握できず迷わせる気満々な構造で、最深部に行くだけでも
かなり時間が掛かります。ザコ戦闘がスルーできるというのに!!

肝心なシナリオですが、
かなり王道にはじまり、中盤に驚天動地の急展開があり、
後半はロストテクノロジーありの深海探検ありと、かなりバラエティに
富んだものであったと思います。エンディングも王道ながらビジュアル満載で良し。
続きも見据えた感じのラストでもありましたが・・・
さすがにもう続編はないですかね。


最後にプレイの苦労話。
このゲーム、どれだけ尖ってるかと言われれば、
一番最初のボスで心が折れるほどのレベリングを要求されることです。
主人公たった一人、そしてザコ敵は処理を誤れば千日手に持ち込んでくる。
4体ぐらいの敵にぼこぼこにされながら挑み、最後の一匹を
仕留めようとしたら回復行動にシフトし始めた時は途方に暮れました。
普通のRPGの序盤ではありえない苦労です。
ここだけで余裕で2時間はたっぷり遊べます。
それでも慣れてくると、トントン拍子でイベントが進み、仲間も増えました。
仲間が出来ると強化もしたくなるのがプレイヤー心理。
武器防具を買い集めますよね。これがお高いんですわ。
しかも、序盤頃の雑魚戦で得られる金銭は猫の涙程度。
得られる経験値もだいぶ渋い。レベリングがかなり辛いゲームでした。
そして、このゲームの本編上、負けイベントが数回あるんですね。
シナリオを盛り上げるためにそういった演出は結構あるので
それほど珍しくはないんですが、圧倒的な敵の強さの時は
「まあ、イベントだろう」って安心する訳ですな。
けど中盤あたりの、塔にいるボスへ行くための鍵をもってる洞窟にいる手下
という感じの微妙な立ち位置の敵が恐ろしく強く、何度も敗走。
こいつはどう考えてもイベント戦闘で、なにかしら攻略アイテムが必要なんだと
思って疑わなかったほどで、そいつを倒ために4時間ぐらいかけて
存在しない攻略アイテムを探してました。いやはや、力押しがどこまで求められるか
よくわからないゲームでもあります。
いろいろとぶっ飛んでたので、まだたくさんの"良き思い出"という名の苦労話が
ありますが、これぐらいにしときましょう。

以下、思い出のスクリーンショット


だいたいプレイ時間2~30時間あたりのことでしょうか。
私はクライマックスを疑わなかったのですが、
まさか、ただの折り返しだった事が判明した 驚愕のシーン。
この後、第一パーティーは封印され、主人公の新たな旅が始まります。



終盤。 第二パーティーがなんの前触れもなく唐突として
老人に姿を変えられてしまう珍イベント。 このために専用グラフィックがあるという
手の懲り様。



三段変身するラスボスを撃破したシーン。
最後のクラスまでクラスチェンジしなくてもクリアできるだろうと
とタカをくくって挑んだものの、強力な全体攻撃に歯が立たず。
結局最後までレベルを上げざるを得ず、レベリングにとんでもない
作業時間を割きました。 このゲームは雑魚から確実に逃げれても、
最終的にレベリング地獄からは逃げれません。一番のファックポイントです。



感動のエンディングはエンディングディスクに収められたビジュアル満載


第一パーティー 第二パーティーが揃う感動のシーン。
この他にも、本編では魅力的なスポット参戦キャラが何人か登場します。
オイル職人のおっさんとか



いやはや、この歳になってここまでレベル上げ作業をするとは
思いませんでした。恐らく、当時これをやっていたら
一生に残るほどの思い出の作品となったことでしょう。
今やってみてもかなり印象強いです。
良ゲーかクソゲーかと言われれば、良ゲーですと答えることでしょう。
オススメかと言われれば、ゲーマー的に認める人間にはオススメと言い、
さして見るところのないゲーマーには、そっと、やめとけ・・・と言うことでしょう。
それが、わたしのキゲンという名の思い出です。

らいつべ配信でお付き合いいただいたオーディエンスの方々
ありがとうございました。 もうこれほどのゲームをやりきったので
配信に関しては思い残すことはありません。引退します。
今後のPC98おじさんは ひっそりとブログ連載となります。
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by souka_t | 2014-02-09 22:23 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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