深海のイール(上) 感想

500ページ以上の長編はひっさしぶり。
毎日ちょっとづつ読んだり、気になるところ読み返したりで、ようやく上巻読了。


海洋系のノベルってなにげに初だったかも。
洋上プラントとか、ユニットとか、メタンハイドレートの性質とか
いろいろ新鮮な用語や知識が出てきたけど、
本編上でかなり丁寧に解説があるのでとても分かりやすかった。
それゆえにこのページ量になったのかもしれないな!

中盤までパニック映画のノリで、どえらい事が世界中で起こって、
その1つ1つがすっごい意味深で、話がミステリアスな方向に
どんどん盛り上がっていくんだけど、全然その結末になるであろう原因の
予想がつかない。 最序盤に発見される新種のゴカイですら
完全に解明されてない状態で上巻が終わり、その他にも
異常な現象が山盛り課題になってて、ホントにコレ点と点がつながるのか?
ってぐらい、いろんなことが上巻で起きた。
たぶん、中巻以降でその実態が解明されていくんだと思うんだけど、
上巻の風呂敷の広げようが凄かったので、先が楽しみでならない。

登場人物が結構いて、視点がどんどん変わって話が進むので、
そのエピソードで主役の人物が異常の原因に1歩近づくと
すーぐ視点が変わるのがホンッッットいやらしい。
おいおいおい その先を言わせてから変われ!!って具合に、
連続ドラマの上手い引きと同等の歯がゆさがある。
あと、登場人物が多くてその身分も様々なので、たまに
名前と肩書きと今までどのエピソードでなにやった人だったかという
一致がなかなか取れないときがあるため、表紙にある人物一覧に
何度お世話になったか分からない。
微妙に人間関係のドラマも見せてくるんだけど、
もう異常事態の原因が気になって気になって、ドラマが煩わしいほど。
でも、無いとそれはそれで味気無いんだけど。

上巻ですこぶる盛り上がってきたので、
早速明日から中巻に取り掛かる!



読了記念イラスト。

アナワクって外見に関する記述が少なかった気がする。
グレイウルフは登場した瞬間からばりばり外見に関する記述だらけだったのに。
デラウェアがアナワクに「マカ族なの?」って聞いちゃうぐらいだから少し
濃い顔だと思うんだけどどうだろう。
デラウェアはどう読んでもこざかしい小娘って感じで間違いないだろう うむ。
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by souka_t | 2013-10-22 21:14 | 文学 | Comments(0)
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