ロボットと帝国(上)


アシモフ・ロボットシリーズ最終章の前編。
今回は、今まで主人公だったイライジャ・ベイリが没後の時代まで進み、
ダニールとジスカルドはそのまま登場。二作目のはだかの太陽から
登場したグレディアを主役に添え、再びソラリアの地へと踏入るお話。


いきなり前作までの主人公が死んだ後の話になっているから、
なんかもう後日談っぽい雰囲気になってる。
ところどころ過去の回想が入るところなんかもまさしく
そんな感じで、ダニールとベイリの関係をより深く示されているあたりは、
シリーズ通して読んできた者としては鉄板の内容でした。
ソラリアからオーロラに亡命してからどんどん変わり行くグレディアも、
ここにきてようやく"我意を得たり"的な展開があって、
クライマックスの演説シーンなども、長寿の生命体の問題点など
上手く表現した形となり、その話の巧みさには唸らされました。

前作ラストで強烈な印象を与えたジスカルドが、
本作ではどのような活躍を見せるかという注目どころがありましたが、
これまた、最初からたっぷり見せられ、大変満足。
ダニールとジスカルドの会話内容だけでも
シリーズ順に読んできた者としてはワクワクもので、
更にイライジャの思い出やその影響をところどころ匂わせるあたり、
本当に素晴らしい。
上巻ラストではジスカルドが心理歴史学のヒントを
大観衆から得るところなんかもう、ファウンデーションシリーズファンにも
たまらんです。どうなるんだろう下巻。

そんなわけで、すぐさま下巻も借りてきました。
ロボットシリーズいよいよラストかあ・・・
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by souka_t | 2013-05-18 16:37 | 文学 | Comments(0)
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