【文学】夜明けのロボット(下)


上巻に引き続き下巻も読了。

上巻で投げつけられた難問である
"ヒューマンフォームロボットをフリーズアウトさせた犯人"
の容疑者を順を追って取調べしていく話でした。

上巻で心理歴史学の話が出た辺りから最高潮でしたが、
下巻の序盤から中盤はほんとうに野暮ったい。
痴情のもつれを延々とこねくり回される感じは如何ともし難く、
ダルさは否めなかった。その先に至った回答も
「え・・・それでいいのかよこの話」
と、思ったほど唖然とした決着が付きましたが、
そこはさすがアシモフ。SFミステリの第一人者。
前作"はだかの太陽"と同等の切れ味があるエピローグが
用意されていました。
よくよく"終わりよければ全てよし"とは言いますが、
それを地で行ってますな。
ラストで再び意外な登場人物からファウンデーションシリーズとの
繋がりを示唆される場面で興奮しました。


シリーズ交点という意味では間違いなく傑作でしたが、
単体で見ると、若干はだかの太陽の構成の焼き直し感があります。
というか、一旦幕を引いてからのネタばらしという構成は
「第二ファウンデーション」の頃からお得意な感じですな。


ここまで読んだからには、次のロボットと帝国を読むしかないな。
問題は短編のミラーイメージをどこで回収するかだ。
コンプリートロボットが図書館にないのよね・・・
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by souka_t | 2013-04-19 19:10 | 文学 | Comments(0)
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