【文学】鋼鉄都市


アシモフの鋼鉄都市読了。
ちょうど文庫サイズは借りられていたので、
世界SF全集14より回収。

見事なまでにSF設定を生かしたミステリ作品でした。
前回までファウンデーションシリーズを読み進めていたから、
本作の主人公のパートナーであるR・ダニールが出てくる
最序盤から充分に楽しめました。
ダニールがどうなってああなるんだろうとワクワクしながら
読み進めるという俯瞰的な読み方をしたものの、
そこまでの片鱗はまだ無かった感じで、
そのあたりはもうちょっと先でしょうか。

本編は刑事とロボットという組み合わせで話が進むのが
面白いというだけでなく、
未来の市民階級制度がある刑事という凝った設定や、
ロボットパートナーによるロボット設定を生かしたサポートや
内臓ガジェット、そして、ロボットの存在自体が上手く
話に関連しているところが凄い周到。

ファウンデーションシリーズでもそうだったけど、
とにかくラストの怒涛のスピーチによる伏線大回収が
凄いの何のって、ただでさえこういったミステリを
書き上げる技量があるのに、SF的な社会学や
未来的価値観を生み出すとか、本当にアシモフ先生はチート過ぎる。

今回も良書でした。
[PR]
by souka_t | 2013-01-27 14:18 | 文学 | Comments(0)
<< 2013.moon_up_04 【同人制作】乾隆後宮 試作4 >>