【文学】ファウンデーションの彼方へ 上巻


ファウンデーションシリーズの第二シーズン。

前作に引き続き、物質文明・第一ファウンデーションと、
精神文明・第二ファウンデーションの間接的なやり取りがメイン。

第一期の最後があまりに印象深かったため、
出てくる登場人物全てがスパイ容疑がかかってしまう。
良い意味でまともに読めねえ。

前作まではセルダンプランを遂行するために
第一ファウンデーションが一方的に第二ファウンデーションに
間接操作されるという筋書きだったけど、
今回は常勝第二ファウンデーションも気づかぬ間に
第三勢力に操作されていたのか?って具合な話。
もう、それすらブラフなんじゃねー?って
疑って読んでしまう。アシモフまぢミステリーだわー。

それと地球の話が面白かった。
現代でさえ人類発祥の地は諸説多々なのだから、
宇宙に進出した数万年後の人類が、
"どの地域で人類が発生したか"ではなく
"どの星で人類が発生したか"というスケールに変わっても
不思議ではない。見事なSFだった。

あと、第二ファウンデーションの派閥争いが
書かれていたところも面白い。
精神的に卓越した面々で構成されているという
前作までのイメージから打って変わって、
互いを牽制し合う俗物っぽさが滲み出ていた。

上下巻ということで、さまざまな伏線が散りばめられた上巻だっただけに、
続きがめさくさ楽しみ。 明日にでも借りて来ようと思う。
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by souka_t | 2012-12-02 15:28 | 文学 | Comments(0)
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