2012年 月曜更新第四十回
月曜です。
皆さん一週間いかがお過ごしでしたでしょうか。

先週末はボドゲ制作から一度離れ、
存分にプラモを組み立て
存分に地域イベントを堪能し
存分に書や映像コンテンツを消費しました。

静養の締めに、中二病成分を補充しようと、
小中高生の多い某ライブコミュニティに潜入。
そこで
またもや過剰なる者を目の当たりにしたので、
その事について書き残しておこうと思う。
しれっとピグ話に組み込んでも良かったのだけれど、
ネタは新鮮なうちに、ね。

まずはじめに、
彼について、人それぞれの見解があると思うので、
あえて私の考えは書かないでおくとする。



その日の夜、
天然培養の中二病を求めて某コミュに立てられた
ライブ一覧を眺めていた。

一覧から抽出すべき中二要素はいくつかある。
第一に、ハンドルネームのセンス。
コスプレイヤーの源氏名のように画数が多く、
読み方が特殊なものほど良い。
ここでの「良い」という意味はもちろん中二的に、だ。
注意すべきは顔文字系と本当に読めない系。
これは中二ではなく、ただの痛い系の中坊だ。
その違いを吟味できれば君も中二病サーチャー3級。

第二に、部屋のタイトルと部屋の説明文。
「歌います!!」とか「歌リク」の一文は要注意だ。
中二成分を拾うどころじゃない、高確率でジャイアンリサイタル
が始まる修行部屋だ。もちろん修行するのは聞き手の方。
そんなスネオ君やのびた君になりたくないクレバーな
中二サーチャーが注目すべきは「雑談」「gdgdトーク」
この2つと、「・・・」三点リーダーの使用頻度だ。
この三点リーダーは使い過ぎても駄目だ。
ほどよく文面に紛れていてこそ純正培養。
語彙に乏しくひたすら「・・・」を末尾に付けてるのは
あまり良い中二成分を期待できない。
このあたりの分量が分れば君も中二サーチャー4段。

他にもサムネイルのセンスや
登録期間やプロフの正直さ加減など
いろいろと要素はあるのだが、それは別の機会に語ろう。

さて、吟味がはじまると、
そこに気になるタイトルの部屋があった。


「RPGツクールでゲーム制作してます」



タイトルだけでニヤリとした。
分るだろう?
エターナルクリエイター(注*1)の中二成分は
空座町一個分に相当する場合がある。
言うなればメタルスライムに直面した勇者一行の状態だ。
入るっきゃないだろうこの部屋に、
乗るっきゃないだろうこのビッグウェーブに。


ミサワばりのターンッ!とエンターを叩き入室。


湘「よーうツクーラー兄弟、制作はどんな按配よ」

部屋主「いらっしゃいませ!!現在キャラの声優を募集してます!!」
   「いやー1人降板しちゃいましてねぇ」
   「彼ちょっと"演技をすること"を軽く見てる節があって」
   「残念ですがやめてもらっちゃいました ハハハッ」

馴れ馴れしいエントリーを果たしたのは束の間、
ノイズ交じりの枯れたおっさん声でマシンガントークが始まった。
推定30もそこそこといったところだろう。
ハハハッはトホホ感より誇らしい感覚だ。

部屋主「いや、ねー、ほら皆忙しいのは一緒なんですよ」
   「でもね、ぼくぁね、こだわりを持って取り組んでるんですよ」
   「演技の方も真剣にやってもらわないと困るんです」
   「スカイプで定期的に会議する時間ぐらい普通取れるでしょ」
   「ぼくぁね、"いっしょ"にこだわりを持って欲しいんですよ」
   「やる気のある人としかやりたくないんです」
   「彼は"演技をすること"を舐めてる節がありましてね・・・」

何も書かずとも続く続くマシンガントーク。
だいたい話を拾うと「ネット声優と喧嘩別れした」こんなところだろう。


湘「(私はとある質問を彼に投げかけた *その1)」


部屋主「それはですね、うちは声だけで2ギガもあるんですよ2ギガ!」
   「同人で音声2ギガはなかなか無いでしょう~?」
   「ぼくの作ってる作品はですね、城の兵士1人にも人生が
    あるんですよ、人としての背景があるんです!!」
   「そうやって設定を詰めに詰めていかないと絶対に破綻します」
   「隙間を作ってはいけないんですよ! 隙間を埋めないと完成しません」
   「完成できない人が多いですがね、そういうのは隙間が多いからですよ」


その回答は質問に対して全く的を射てないものだった。
その回答によって予想外に面白い言葉を引き出したので、
こう熱を帯びて快活なうちは突っ込みを入れないことにした。


湘「(私はとある質問を彼に投げかけた *その2)」


部屋主「ぼくぁね、本当に熱意があれば1年だって2年だって
    長い時間かけて応募してくれた人と"いっしょ"に作りますよ」
   「要はぼくのこだわりを理解し賛同してついてきた人となら
    いつまでもやり続けるってことです」

その回答は私が質問で懸念した答えを地で行くものだった。
中二病成分を補充し、背筋が震える思いをしに入った部屋であったが、
その目的の後半部分は既に達成していた。

ここで小腹が空いたので、私は夕食のパスタを湯でるため
一時席を空けた。 15分ほどして戻ると、
そこには新規入室者が2人。
それに気をよくしてか、部屋主は自分の制作素材を他の映像コミュニティを
利用して公開していた。

ドット絵、上手い。
3Dモデル、悪くない。
プログラムもできるらしい。

だが、どうしたことだろう。
そこに大きく作家性が欠けていた。
次の一言でその原因を理解した。

部屋主「それとね、これはぼくのゲームにネタ的に入ってるんだけどね、
    こんなキャラもあるんだ」

それは能登麻美子が演じた妖怪アニメの主人公だった。
なるほど、ここで全ての違和感が判明した。
続け様に彼は

部屋主「見て、りりかるなのはのキャラパターンもあるよ
    これら全部"ぼく一人"で"独学"で作ったんだ」

彼は二次創作屋だった。
彼のセールストークは続く

部屋主「以前、ぼくぁ東方のゲームを作ってたんだ。それは高い
    評価を受けてね! よく企業からも誘いが来るんだけど、
    ぼくはぼくのこだわりをつらぬきたいから全部断ってるよ」

すごーいの生返事を送る新規2人。
それに気を良くしてか、連絡先を晒す部屋主。
そして念を押すように一言

部屋主「本当にやる気のある人を待ってるからね、
    いつでも連絡しておいで」


彼の今回の作品は、果たして完成するだろうか。
彼の制作ブログがパスワード制なのも不安を増幅させる。




注*1)エターナる、永延に完成しない事を指して付けられた通称

質問その1とその2は
どんな内容かクイズにしようか。
答えは来週のお楽しみ。


今週はまたボドゲ制作再開。
今週も小物とマニュアル書きを中心にこなして行きたい。
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by souka_t | 2012-10-01 08:54 | 日々よしなし事系 | Comments(1)
Commented by 人脈★吉田けい at 2012-11-13 17:05 x
RPGツクール、、いいですね。
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