新説チャトランガ 第八回

911氏より、朝日新聞9月2日のオマケ冊子に
興味深い特集が組まれてるとの情報があり、
腰越図書館で確認してきました。

題して「盤上の戦い」


囲碁将棋界の現状と、タイでマークルックをプレイした
記事等がメインで、ちょこっとチャトランガにも触れられていました。
当方もチャトランガを調べる上で、将棋の伝播ルートにまつわる
話をいろいろ見てきただけに、この特集の良さが分ります。

マークルックへの派生は通称・南海ルートと呼ばれ、
もしかしたらシャンチー(中国将棋)やチャンギ(朝鮮将棋)より
マークルックを元に日本将棋は生まれたのではとも言われています。
要するに、日本に外国の将棋が入ってきた年代と、
日本で日本将棋が形成された年代が今のところ不明確。

しかし、

同じ海外伝来盤上遊戯のバックギャモンは、
わりかし明確に伝来時期が確定していたり、
爆発的にヒットして禁止令が出されたりと
時代背景を反映したエピソードにも事欠かないんですよね。

私などは、今年の大河ドラマで毎週バックギャモンをプレイする
シーンを見つけては、ツイッタでツイートするという
穿った楽しみ方をしている程です。
あのギャモン推しはなんなんでしょうかね。


さて、チャトランガの話に軌道修正しましょう。

チャトランガもダイスを2つ使う遊びということで、
バックギャモンへの派生にも貢献したのかなと思いきや、
今のところの説ではバックギャモンの元になったセネトが
最古の遊びと呼ばれるぐらい昔となっています。
しかし、それは双六遊びの形成期というだけで、
バックギャモンの形成は5世紀ローマとも言われています。
そうなるとチャトランガの形成期の有力な説と近くなるので、
この2つのゲームには因果関係があるのではと疑ってみたくなる訳です。

「ダイスを2つ使って駒を動かす遊び」

「2世紀頃に始まったローマとインドの海上交易」

この2つの要素に注目すれば、
セネト → バックギャモン → チャトランガ
の派生も充分考えられます。
それとは別に、
"アレクサンドロス大王がチャトランガを見た"
という俗説を真に受けるなら

「ヘレニズム文化」

この1要素に注目し、紀元前のうちから
プトレイマイオス朝エジプトよりセネトがインドへ伝播し、
それがチャトランガへと変わった説を唱えるのも面白い。

何にせよ"双六的な要素"が含まれるのが
チャトランガとして自然な有り方だと思う訳です。
そして双六と言えばゴールインによる終局。
前回審議した新ルールの

・正面の勢力の王座に自軍の王を入れたら相手殲滅の新ルール。
 →本当に滅多に起きないから、いっそその時点で勝利でよくね案


これを本採用とします。


更に、4人テストプレイで新たな議題点も上がりました。
第一に

・歩兵はチェスのポーン準拠にすべきか否か

これはうっかりでした。長年チェスのルールを間違って覚えてました。
「ポーン前進の際は相手のコマを取れない」でした。
小学校の時間違ったルールを植えつけた岩田君を呪います。
しかしながら、これは大きな問題です。
「前進でも取れた」とすると、チェスへの進化前として自然ではないだろうか?
「前進で取れない」とすると、少しスピード感を殺し程良くなるのでは?
これは再度の検証を要すようです。

第二に

・出たダイス記号は必ず実行すべきか否か

2つあるから1つだけマスト実行で、1つは無視しても良いのでは?
とも思えてきました。こうするとダイス2つにした意味が俄然出てくると
思いませんか?そして、出た目を必ず実行してしまっただけに
窮地に陥ってしまったという場面がやや少なくなるのではとも思います。
これも再度の検証を要するようです。

第三に

・盤を正方形にした方が美しい

チャトランガは「4要素」を意味します。
四角形の盤面でその四辺はそれぞれ等しくあるのが
チャトランガとしての美ではないでしょうか。
盤デザインの修正を施す案を実行です。


と言う訳で、週末はチャトランガ配信をやる予定。
日曜の午後はおやつと飲み物を積んでモニターの前で待機です!
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by souka_t | 2012-09-05 07:23 | 同人ゲーム制作 | Comments(2)
Commented by 911 at 2012-09-08 22:22 x
本当に公立図書館にご足労いただき恐縮です。
日曜の配信、楽しみにしています!
Commented by souka_t at 2012-09-10 07:38
図書館にあってよかったわー
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