【同人制作】百年戦争(仮)その5








今週は快調に進み、いよいよ最後のコンポーネントに取り掛かる。
上の写真は、メダル状のコンポーネントに使用予定の消しゴムハンコ。

手馴れたもので、先ほど青春アドベンチャーが始まると同時に
作業を始め、地球ノートが終わる頃には3つとも出来上がった。
青の百合のマークがフランスで
赤の十字がイングランド、黒の斜め向かいが同じ柄なのがブルゴーニュ
をそれぞれ表している。

さてはて、今回は旗の話。
百年戦争って言ってみればフランス王家同士の争いなんで、
旗印からしてその関係が見えてきて面白い。
戦争前半のイングランド側・プランタジネット家の旗は
このような百合とライオンのマークから成る。
対してフランス側ヴァロワ家の旗はこのような百合マーク。
これらに共通する百合は前世紀のカペー朝にまでさかのぼる由緒正しい旗で、
そのカペー朝が断絶した時にプランタジネット・ヴァロワの両家でフランス王の
継承を巡って百年戦争に突入していく訳ですな。
それじゃライオンのマークは何?ってなる。
これはフランス国が持っていた領土のアキテーヌ地方を表すもの。
百年戦争が始まる2世紀ぐらい前に、イングランド王ヘンリー2世が
フランス王ルイ7世の妃を寝取ったついでに広大なアキテーヌ地方まで
相続してしまったことに起因する。とんでもないNTRですな。
これでまんまと大陸の足掛かりを得て、アキテーヌの維持は百年戦争でも
重要な要素となる訳。
それで百年戦争が半分ぐらい終わると、両陣営は内戦突入。
イングランド側はランカスター朝が成立し、旗印はバラに。
フランス側は賢明王と名高いシャルル5世が没して、跡を継いだ6世も錯乱
という事態に国内が二派に分裂。その台頭してきた片方が百年戦争後半に於いて
第三勢力となるブルゴーニュ派。ブルゴーニュの旗を見てお分かりいただける通り
由緒正しい百合を戴くフランス王家に連なる家系。
それが密約によってイングランド側に付いてしまうからさあ大変。

そんなこんなで、こうやって旗を追っていくと意外と楽しいのが中世。
で、今回厄介だったのはイングランド側ね。
ゲームのボードにはどの旗を採用するかという問題。
百年戦争前半ならプランタジネットの旗で問題無い。
だが、今回取り扱うのは戦争の全体だ。
ランカスター朝成立もイベントに盛り込んである以上、
バラの旗も無視するわけにはいかない。
そこであれこれ考えて目に入ってきたのが現代でも使われている
イングランドの旗「聖ゲオルギウス十字」
これってばよく見るし、近代から使われたものじゃないのか?
という印象があったのですが、どうやら十字軍時代から使われていた様子。
海外の百年戦争関連の絵画に描かれたイングランド兵にも散見するマークなので、
これが落としどころだろうという事で、十字マーク採用と相成った。


ほら、歴ゲー制作クソ楽しいでしょ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
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by souka_t | 2012-03-23 02:30 | 同人ゲーム制作 | Comments(0)
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