【ボードゲーム】宅会にお呼ばれしてきました2/18
またまた宅会にお呼ばれしてきました。

本格的にボードゲームをプレイするとなると、
4人以上のプレーヤーとプレイ環境を整えなくてはならない訳ですが、
それよりも重要なのはそれぞれの"楽しもう"という姿勢でしょうか。
今回で2度目のお招きに与りましたが、素晴らしき面々と
宅を囲み、時間を共にできた事を嬉しく思います。

ではプレイ感想。



題名:Dungeon Petz  デザイナー:Vlaada Chvatil

モンスターを飼育して品評会に出し、そのブリーダーっぷりを競うゲーム。
インストに1時間、プレイに1時間半とかなり重い内容だが、
テーマどおり猛獣飼育は一筋縄ではいかず、このままならない感が大変楽しい。
メカニクス的にはワーカープレスメントで、それぞれのプレーヤーが
手下のインプを配置していくのが主な進行。
しかし、配置はスタートプレーヤー順ではなく、配置する前に
あらかじめ決めておいたインプ数の編成で順序が決定する。
このあたりが非常に巧みで、エリアマジョリティっぽさをも内包した
見事なシステムとなっている。

配置で様々な権利を得られた次は、飼育パートに移行し、
飼っているモンスターの世話の内容をカードで決定し解決していく。


この写真が飼育するモンスター。
このコンポーネントが秀逸で、下の部分スライドさせると成長し
要求する世話が増えていく。この世話をいかに上手く凌いで行き、
品評会で多くの点数をゲットしていくことがこのゲームの肝となる。

ゲームの展開を見渡せば、たった5ラウンドしかないのだが、
その5ラウンド内に凝縮したジレンマは深い。
インストが大変で重いという敷居の高さは多分にあるものの、
それを乗り越えてプレイするだけの価値は充分。傑作。




題名:サンティアーゴ・デ・クーバ デザイナー:M.リーネック

キューバのサンティアーゴが舞台の積荷ゲーム。
基本1歩づつ進む双六のような進行で、
より多く進む時は手持ちのお金を費やす。
盤面を一周すると最後に交易船があり、
そこに止まった者が優先的に手持ちの物資を積んで売却できる。
これが基本的なルール。
ボードの雰囲気からするとシステムは意外なほどシンプルであり、
プレイ感も軽い。だが、ゲーム内での物資は有限で、
その価値は買占め具合で大きく変動し、目まぐるしく勝負どころが
変わってくる様には多くの決断を強いる。
それぞれのマス目に設定されたアクションも秀逸で、
どれも無駄無く使いどころがあり、マーカーを使った
モノポリーの物件的な仕掛けも面白い。
とにかく自分が多くせしめた物資を高額で売却するタイミングの
計り合いが熱く、価値の変動で一瞬にして手持ちの物資が
ゴミの山となる時のしてやられた感はたまらない。
これまた傑作だった。



題名:オリンポス デザイナー:Philippe Keyaerts

神代の昔の地中海を舞台とした侵略ゲーム。

ジャンル的には陣取りでいいのかな。地域の支配が基盤となるが、
その結果で得ていく進歩の効果が絶大で、いかに強力な
進歩を得ていくかが重要になる。
配置・移動・攻撃・進歩獲得などの一連のアクションには
すべて時間が設定されており、事成すごとに自分の時間が消費されて行き、
時間マスの終了ゾーンに入るとゲームが終了する。
とにかくこの"時間"が肝であるため、これさえ押さえればルールを
把握できる。かと言って勝つためには進歩の効果をよく知る必要があり、
これによって勝ち筋が大きく変わってしまうほどにプレイ方針を左右する。
何と言うか、凄く電源ゲームのシヴィライゼーション2っぽい。
進歩タイルが順番に取られていく様なんてまんまテクノロジーの取り合い。
侵略の処理の軽快さも何か似たものに感じる。
予想以上の文明シミュレーションっぷりは個人的に気に入った。
あっという間に1時間以上没頭してしまうほどだ。

ちなみに似てる時間システムを採用したゲームでは
レッドノベンバーを救えを持ってたりする。
あっちは協力ゲームだが、それもそれで面白い。



題名:オクトパスガーデン  デザイナー:ロベルタ・テイラー

題名はタコの庭でパッケージもタコだが、ゲーム上にタコは登場しない。
そんなシュールなオチを引っさげた当作品だが、
その内容に関しては舌を巻くほどの配置ゲームに仕上がっている。
基本ルールはプレイヤーそれぞれに持つボードに、
毎ターン仕入れた水草やイソギンチャクを配置していくだけ。
すこぶる簡単でキッズゲームとしても通じそうな単純明快さ。
だがしかし、収入源となる真珠貝を食べてしまうヒトデの存在が
このゲームに大きなジレンマを与えている。
ヒトデは自分のボードに取り入れることにより収入源の危機を呼ぶと
共にヒトデ単体で5ポイントというゲーム上無視できない高得点設定になっている。
理想的には後半でヒトデを取り入れたいところだが、
中央市場の品物の並びはランダムであり、無論他のプレイヤーも
常に目を光らしているので、タイミングを計るのは難しい。
また、草やイソギンチャクの配置も連続すればボーナス点が付くため、
それらの購入方針も大事。なんともシンプルで考えどころも多い
小粋なゲームである。
コンポーネントも水中をイメージして作られているため、
夏場にプレイし涼をとるのも粋かもしれない。
とにかくシンプルゆえ広く勧められるゲームだ。



題名:メディチ  デザイナー:ライナークニッツィア

前回もプレイしたメディチを今回もシメでプレイ。
何度やっても面白い。二度目ともなると相場がしっかり見えてくるので
俄然釣り上げどころや買いどころが分り格段に悩ましくなる。
こんなにも面白いゲームが既に10年以上前の作品という事実には
深く考えさせられ、なぜこれに出会わず今まで生きてきたのだろうとさえ思う。
このシンプルさと濃厚な駆け引きは競りゲームのお手本と言えるかもしれない。
いずれ手元に置きたいゲームの1つとしてマイ欲しいものリストに追加である。


と言う訳で宅会でした。
やはり過度にならずほどほどを心得て楽しむのが一番。
必要以上に勝ちに拘らず
必要以上に粗を探さず
必要以上に誇らず
学ぶべきことの多い宅会でございました。
ゲームマーケットまでにもう1~2回参加したいと思います。
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by souka_t | 2012-02-20 22:01 | ボードゲーム | Comments(0)
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