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2011年総括
まだ1日残っているが、大晦日は盛大に遊ぶので、
恒例の今年のまとめを書いておきます。

まずはショーナンロケッティアズベストの発表。


流行語部門 「刺辛」

辛いものに何かと縁がある年でした。
中でも一風堂からか麺の一件は衝撃的で、
生涯で有数の醜態を晒しました。
そのハバネロ的な辛さをして「刺すような辛さ」と表し、
縮めて「刺辛」となりました。七味唐辛子では絶対に
出せないハバネロ独特の辛さには今後これが適用されます。


ボードゲーム部門 「キャッシュ&ガンズ」

hal200さんより譲っていただいたギャングゲーム。
まず、"ギャングが銀行から強奪してきたお金を山分けするゲーム"
というテーマ性からしてかなりぶっ飛んでいる。
XBOX360のゲームで例えるなら間違いなくケイン&リンチだろう。
強奪するまで共闘していたのに、お金に目が眩み先ほどまで仲間だった
面々とチャカを向け合うというダークかつややコミカルなノリが
たまらない。そして、ルールのシンプルさも素晴らしく、
少しの説明でゲームが始められるのも秀逸だ。
今年前半の宅会では潜入捜査官ルール(5人以上)が決行され、
ゲットマンが潜入捜査官として巧みな話術で勝ち抜けしたのが印象的。
今年は他にもいろいろとプレイしてきたが、4回以上こなし
異常に場が盛り上がったという実績でこれに決定した。
2011 ショーナンロケッティアズゲーム大賞はキャッシュ&ガンズ。
明日のボトゲ会でもやる予定。(ライブ配信予定)


デジタルゲーム部門 「PS2・鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー」

今年の正月に中古屋で買ったプレイステーション2用のゲームが
他を押さえて入賞。まさに隠れた名作というに相応しい一本。
クリア後に続編のウォーシップガンナーも購入したが、
艦船設計の奥深さを評価してこちらを選んだ。
とにかくオレ戦艦を組み上げるのが楽しい。組み立て系という意味では
ガレージ大作戦に通じるものがあるが、あちらは幅広く平均的な
組み立てニーズに及んでいたのに対し、こちらは"男のロマン"にのみ
絞りきったニッチな組み立て系である。そこがまたシビレル。
ちなみに次点はWii版007ゴールデンアイ。


マイベストオブ芥川賞 「裸の王様」

本を読もう月刊で終わるところ本を読もう年間にまで引き伸ば
してしまった傑作。芥川限定なのは声優池澤春菜の父池澤夏樹先生がいるから
という単純な理由ながら、傑作・佳作・妙作・駄作とその大きな振れ幅に
一喜一憂しつつ40冊もの作品を読み込んできました。
その中で一番良かったのが開高健先生の裸の王様。個人的には比類なき
傑作だと思う。割と早期に読んでしまったので、今年後半はこれが基準となり
これを超える作品と出会うべく読み続けたが、出会えず終わってしまった。
来年はまた違った切り口で読書量を増やそうと思う次第。
懸念していた集中力も大分回復したので、最近集中力が落ちたと感じる方は
読書オススメです。(デジタル読書ではダメヨ)


ラノベ部門 「ぼくらの オルタナティブ」

これまた今年発売のものではないけど、テレビ版と合わせて読んだら
猛烈に面白かったので挙げておく。次点で文学少女。
どれもたまたま腰越図書館にあったものを借りて読んでるだけなので、
来年もラノベ部門は腰越図書館次第。


実写部門 「NHK坂之上の雲」

10年に1本の傑作。海外コンテンツに押され気味な実写でしたが、
NHKが本気出したらどんなものが完成するのかを示した傑作がコレ。
原作も司馬先生の傑作中の傑作であり、それを3年に渡ってじっくり
作り込むというだけで見ないとう選択肢はちょっとありえない。
通年かけて大河としてやって欲しかったという気持ちもあったが、
期待以上の映像と脚本に感嘆した。203高地の奪取戦や奉天会戦は
当時の戦闘様式をよく表現していたし、日本海海戦も見事なCGだった。
それに加えて良いところに良いうんちくが入る司馬節が生きた脚本。
音楽には重厚なBGMと可憐なテーマソングを書いた久石譲。
近年稀に見る完成度を誇ったと言える。周りで注目していた人が余りに
少なく、正直ありえないアンテナの低さだと失笑を禁じえなかった。
韓流ゴリ押しが囁かれる昨今だが、こういったものを長らく
生み出せなかったが故に付け入る隙を与えたのが悪いと自分は考える。


アニメ部門 「ゆるゆり」

あまりに激戦過ぎた。今年はなんと傑作が多い年なのだろう。
まどかマギカ・あの花・シュタインズゲート・セイクレッドセブンのガチ勢は
どれもその分野の最上級系と言っても過言ではなく、甲乙つけ難いというより
甲乙は付けられない。他にも大茶番を見せ付けつつ最後にトンデモな振りを
残して劇場版に投げっぱなしジャーマンを決めたBLOOD・Cや
場外乱闘で狂犬のごとく踊ったフラクタル、そして、その影に隠れた
ホンモノの問題作・放浪息子。作品の色という意味では異彩を放った
異国迷路のクロワーゼ。前半はミステリアスなヒロイン、後半はあざといまでの
萌えで通年通して楽しませたプリキュア。前作のキャラが出るたびに
盛り上がるイナズマイレブンGO。どれも年代がズレればトップを狙える
器を備えた作品だった。そんな興奮しっぱなしの2011年アニメの中で、
唯一何も考えずなんとなく見ているだけでいつの間にかハマっていた
ゆるゆりを押そうと思う。日常も悪くないが、キャラの魅力でこちらを押す。


声優部門 「上坂すみれ」

文化放送が有望な若手を押すレディゴーの5人のうちの新参。
今まで三上枝織(アッカリーン)、高森奈津美(ジュエルペット主役・プレアデス主役)
大久保留美(キュアミューズ)、小松未可子(ヒーローマン主役)と、
第一線級を輩出してきた番組に突然現れ、そのロシアンかぶれな
共産主義思想を振りまく特異なアイドル性で異彩を放つオモシロ声優が
今回ピックアップした上坂すみれ。一言で言えばヤバイ。
二言で言えば革新的。あえて言えばやっぱりヤバイ。
その言動がまずヤバイ。オモシロに走り過ぎて声優としての力量が
不透明すぎるのがまたヤバイ。文化放送A&Gは一種の賭けに出たのでは
と思うほど、その存在は特異過ぎる。小林ゆうやカネトモとは違った
ヤバさがある。そのヤバさがクセになって入賞なのだが、
何か間違ってブレイクしそうなニオイがするので油断できない。
知らない人は動画で探して欲しい。そして見て欲しい、この
圧倒的に間違った方向に突っ走ってる様を。
万が一ブレイクしてしまったら、声優という職業のハードルが
また1つ上がってしまうことだろう。


音楽部門 「EVER GREEN」

毎週聞いてるエロゲー紹介ラジオ・18キンのエンディングテーマ。
曲としてはだいぶ前のものだが、あらためて聞いてみると
歌詞が良く、盛り上がりどころが熱い。聞けば聞くほど
バンブーが好きになる。しかしバンブーの会社のゲームはやったことがない。
誰か大合唱バンドブラザーズでこの曲作ってくれませんかねぇ。
ちなみに次点で放浪息子のED。


ショーナンロケッティアズの活動総括。

2011年は前半にゲームマーケットで大戦果を挙げ、
後半に至ってはエクスリワードの公開という大きな目標を成し遂げた。
2010年の仕込みを全て実らせ順当な成果を出した年とも言える。
また、デジタルからアナログに移行したショーナンゲームス元年として
幸先の良いスタートを切った年でもある。
震災の計画停電から人は電気のみに生きるにあらずを体感したことも重なり、
大きな転換期を迎えるに至った。その中でゲームの本質とは何であるかを
再度思考し、今まで念頭に置いていたアゴン・ミミクリ・イリンクス・アレフ
に加え、反応・ジレンマ・収束性・テーマ性の4要素を学び試行を繰り返して
形ある物に構築した。来年もこれらを以って挑む予定である。


2011年12/30 ショーナンロケッティアズ
by souka_t | 2011-12-30 23:26 | そして まとめへ… | Comments(0)
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