堀江敏幸【熊の敷石】
第124回芥川賞受賞作品。

やたら物を食う場面が多く、フランスの名所の
情景と相まって牧歌的。
話の終盤まで「自分は何を読んでるんだろう」と
思うほど取りとめも無い、言ってみれば退屈な話。
リトレの説明にページを費やした先にようやく
話の核心に迫る寓話が挙がり、良い具合に余韻を残して終わった。

何と言うかスマートじゃない話だ。
異文化や偉人を挙げて貧雑に繋げた感がある。
最後に主題が明確になったので、もういちど読み直せば
印象が変わるかもしれないが、初読はヤンとの会話の中での
歪みにピントが合わせられなかった。
全編に渡り"上手い引用だろ?"的なところが小賢しく、
個人的には鼻持ちなら無い作品だった。
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by souka_t | 2011-12-25 11:05 | 文学 | Comments(0)
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