多和田葉子【犬婿入り】
第108回芥川賞受賞作品。

風変わりな女塾頭を中心に語られていく序盤から、
どのようなヒューマンドラマや社会風刺が
展開されるのだろうかとワクワクしながら読み進めたのだが、
唐突に御伽話のようなファンタジーへ様変わりしたのには驚いた。
作者はヤクでもキメてプロットを考えたんじゃないかと
思うほどこの話はヤバイ。何かいろいろと飛び過ぎてる。
第115回の【蛇を踏む】に似てる現代御伽噺ではあるが、
こっちは摩訶不思議な要素が何を表しているかさっぱり
分からなかった。唐突に摩訶不思議になる事自体が
この作品の意義であるなら、面白い話だとは思う。
ただオモシロでしかない。逆にオモシロだけしか
無いというのも珍しい。
ラストもモヤモヤというより投げっ放しジャーマン。
とにかくヘンテコで、これは文学作品なのだろうかと
奇異の目で見てしまうが、嫌いじゃない。
妙な作品だ。
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by souka_t | 2011-10-12 04:26 | 文学 | Comments(0)
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