大江健三郎 【飼育】
第39回芥川賞受賞作品。


少年だった。
まさしく書かれているものは少年だった。

純白で、綺麗も汚いも何でも吸い取ってしまう
ちり紙のような少年ではなく。
小汚く、同年代に意地を張り、事あるごとに背伸びをしたがる、
泥と土と鼻水にまみれた、これぞまさしく少年って感じの少年。

常々思ってたんだが、ショタコンってのはこういうことよ。
かわいくて、ちっちゃくて、小奇麗でお人形さんのような少年とか、
そんなものを愛してるやつは少年愛を語っちゃいかんよ。
小汚ねえのがガキなのよ。

そんな少年が未知との遭遇を果たして、
ゾクゾクしたりワクワクしたり、最後は大人の階段をちょっと
上がっちゃうぐらいの儀式を通過しちゃう。それが
この飼育って作品よ。物語構造的にも美しいぐらいに完璧じゃないの。

宮崎駿がロリコンなら大江健三郎はショタコンと言っても
過言じゃないだろう。

こりゃ納得の芥川だわー。
この年の審査委員は全員真性のショタコンにちげえねえ。
胸が熱くなるな。
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by souka_t | 2011-01-06 04:25 | 文学 | Comments(0)
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