2010総括
今更語ることも少ないですが、当サイト・ショーナンロケッティアズ
にとって2010年は試行の年でした。


アナログゲーム元年。
年始に端を発するドミニオンのプレイにより、
当サイトのアナログゲームブーム開始。
数々の同人アナログゲームをこなして、それを血とし肉とし、
遂には自作アナログゲームの完成に至りました。
コミケ不参戦の年とは裏腹に、制作に於いては宗氏とのコラボや
盟友ごんざ丸との度重なるテストプレイで今までにないほどの充実を得ました。


ウォーゲームの再構築。
アナログゲーム移行について、身近なところでは
一昨年あたりから兆候を見せていました。
コミケの東方・ミクの台頭を快く思っていないという
極右スタンスを全面に出していましたが、
実のところはSLG・SRPGジャンルの盛り上がらなさを嘆いての事でした。
盛り上がってない時こそ英気を養い原点に立ち返るべし、
ウォーゲームの原点はアナログにあり。そう思い立つところに
ユーチューブで懐かしの征服王の映像を発掘。
その年2009末の冬コミでは"琥珀色の動乱"を出展し、
その真エンディングにてサークルジャンル移籍の伏線を張っておきました。
2010年に至っては、まだ未公開ですが、ウォーゲームとは何かを再考察した
アナログゲームを3つ試作しました。前述の"TAIBAN"で一般人を引き付け、
この3つのゲームを以ってしてショーナンロケッティアズがいかに
ウォーゲームサークルかを知らしめるのが今年の基本方針です。


プログラマーとの対話法。
今年のアナログゲーム制作に於いて、いろいろと副産物を得ましたが、
その中で最も大きく、デジタルゲーム衰退の後に来るであろう再生の時に
打って出るべきための武器となるのがこれです。
それはアナログによるテストモデルの構築とマニュアル執筆による
テキスト力の向上です。
紙とサイによるテストモデルの制作は"現物を見せればイメージのすれ違いはない"
ことに通じ、理解のできるマニュアルが書けることは"日本語でおkとは言わせない"
ことに通じます。ゆくゆくはこれをタネにプログラマと組む算段です。


大陸シリーズの行く末。
2010年の心残りは、エクスリワードを完成できなかった、
まさにこの一点に尽きます。
言い訳をすれば、作業量が膨大でした。現在進行形で確実に前進はしています。
反省を言えば、テレビゲームやめて専念します。割と本気で今年からは週一報告します。
苦い話はそれぐらいにし、今後予定している展開を少しお話しましょう。
まず、エクスリワードですが。今回も真エンドを用意します。
琥珀色の動乱の真エンドを見ていただいた方はいくつかモヤモヤした部分が
あると思われますが、その部分を大分埋める内容になる予定です。
エクスリワードの登場人物からもあちらに行く者が現れます。
そして、シリーズ初期から登場している人物がまさかの形で本編に現れます。
誰かはお楽しみに。
後漢剣侠列伝は三国志ブームが予想以上に続いて興醒めしてしまい
制作凍結中ですが、いずれ完成させる予定です。
シリーズに於いてかなり重要な部分を担うことになると思います。
キーワードは"天帝の概念" "陰陽五行" "伝承" "連鎖"。
王堅はえらい目に遭い続けるも出会いに恵まれ、
高濫は力を求むるがゆえに身を滅ぼしながら強くなり、
延讀は望まぬ争いを非力の身ながら智を以って収める道を選びます。
三人がそれぞれに分かつあたりからハイスピード展開になる予定です。
完成は随分先になりますがお楽しみに。
エクスリワードの次の作品も構想段階です。
現実でいうところの17~18世紀あたりをモチーフにした文明を
取り扱ってきましたが、次は更に進み18~19世紀初頭あたりの水準です。
世界が血みどろに争う中、たった1つの都市にスポットを当て、
世界の中の小さなセカイで行われる悲劇が描かれる予定です。
"民族浄化" "都市の包囲"などかなりドギツイ内容を取り扱うので、
ドン退きする方も出るかもしれません。純文の文法を以って
都の規制と戦います。割とガチで。



2010ショーナンアワード。

やってきましたショーナンアワード。
今年もたくさんのゲームやノベルを消化しました。
早速表彰いってみようかと思います!!

■ゲーム部門 スヌーピーフライングエース (XBOXライブアーケード)

フライトゲームの布教とはこのような簡略化と遊び心を必要としたのでは
と思わせる完成度に、驚きの低価格ダウンロードソフト。
更にスヌーピーというキャラクターの普遍的な魅力を表した隙のない作品でした。


■携帯ゲーム部門 大空軍 (PSP)

不完全さが多々ありながらも、そこにある可能性に多く期待させる作品。
本質的にフライトゲームというのはスヌーピーと同じですが、
操作に異質な文法、表現の方に簡略化、という洋に対しての和という
対比を上手く表した一本となってます。和には和の取り得がある事を
如実に表した作品だと自分は思います。


■ライトノベル部門 殺戮ゲームの館 上下巻 (MW文庫)

昨年当サイトで一大センセーショナルだった扉の外の作者、土橋先生の作品。
人狼をベースにした館トリックと、相変わらずの極限状態の心理描写の上手さ
が光る作風は素晴らしい。"ライト"ノベルか?と言われると微妙かもしれませんが
それも相変わらずということで個人的にイチオシです。


■サブカル書部門 ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー)

大塚英志先生の著書。ハウツー本と見せかけてヲタクサブカルチャーを
語る本なのは相変わらず。ハウツー部分より自分らの世代ド直撃の
例を挙げて語られる物語論が面白いように読める読める。
今まで大塚先生の著書は物語消費論とキャラクター小説の作り方などを
読んできましたが、全く以ってスタイルが崩れていない語り口が最高に
好きです。思えばマダラ初代からの付き合いで、自分をヲタ界へと
いざなったのはこの人の仕掛けを踏んでしまったからと言っても過言ではない。


■文学部門 TVピープル (ハードカバーの短編まとめの方)

村上春樹先生の著書。大塚先生が村上春樹をかなりの頻度で例に出すので、
試しにコレを読んでみたらドハマり。歳を経て想像力を以って読む純文学の
面白さはガチと思い知らされました。詳細な感想は後日別項で。


■アニメ部門 ゼーガペイン(MXテレビ再放送)

すまない。去年は接戦過ぎて決まらなかったので逃げさしてもらう。
以下、言い訳評。
"四畳半神話大系"が最初に候補に挙がった。
あの繰り返しと最後の収束の巧みさと浅沼晋太郎を前面に押し出すという
キャスティングの妙は素晴らしかった。終了時は文句無しの今年最高の一作と思われた。
次に"鋼の錬金術師"が挙がる。
原作準拠に作り直した事に関しての賛否はさておき、綺麗にまとめた
ラストは全てを包括し名作足らしめる力があった。読後感ならぬ観賞後感の良さ
に於いては今年最高の一作と言える。
更に"君に届け"が挙がる。
能登麻美子さん演じるヒロイン黒沼爽子の魅力を余す事無く
現した一作・・・のはずだったが、見てみると風早君の爽メンっぷりが眩しい。
"ただしイケメンに限る"の言よろしく、イケメンには憎悪を煮えたぎらせる
極右キモヲタの小生ではあるが、風早君に関しては自分がなんと爽やかでないか
を反省する事しきり。まぢに風早君になりたい。風早君でノミネートの一作。
思わぬところから手を出したデュラララも挙がる。
都市伝説とクラン抗争という若者社会を組み合わせ見事なストーリーテーリング
を見せた意欲作。未消化要素は原作未完結を考慮し、充分今年最高レベルの作品と思われた。
何も考えなくても見れる枠からは"迷い猫オーバーラン"と"けいおん!"が挙がる。
何も考えなくて・・・という分野とその趣旨的に、本当に意味を成さない軟弱な内容に
一徹さを以って↓貫いた迷い猫が自分の中ではリードしていた。
他、ノミネートしなかったが惜しい作品群。
エンジェルビーツ、夢色パティシエール、薄桜鬼、メガネな彼女、
閃光のナイトレイド。
ゼーガペインノミネート理由。
もう一回見たら、初回より俄然泣ける内容だったからというのは大きい。
二週目のゼーガペインは本当にヤバイ。それが全ての候補を上回った。
"消されるなこの想い 忘れるな我が痛み" これ今まで見たアニメで
その作品自体を現す最高のキャッチだと思う。
これでクソゲー作ったバンナムは反省してほしい、いや猛省してほしい。
アイマス2とかぜってー買わねえから。
マイクロソフトさん、もう一度コレをアルファシステムあたりにやらせてみませんか。


■ウェブラジオ部門 遠近孝一の戦国スキモノラジオ (音泉枠)

密かに第一回から聞いてるヘビーリスナーなのですが、
自分以外でこの放送を聴いてる人に会った事がないどころか、
ネット上でもなかなか聞いてる人の感想が見当たらない。
"マニアック"な放送というベクトルでは杉田智和の関わるゲームラジオ
に匹敵するどころか、それ以上のポテンシャルを感じる。
マニアックを通り越して学術的ですらあるため、
本当の意味で"良い放送"を体現してる声優ラジオはこれが唯一無二なのではと
思うほどです。もっとこの放送を知って欲しいし、できればいっしょに応援して欲しい。
ちなみに遠近孝一さんはどちらかといえば特撮吹き替えの声優さんです。
アニメで有名どころはNARUTOの日向ネジをやってます。
ネジ好きの自分としては、全く期待を裏切らない戦国の語り口も魅力。
ネジファンがもしいたら聞いてみて欲しい。戦国好きもマスト。



以上、2010まとめでした。
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by souka_t | 2011-01-01 21:14 | 日々よしなし事系 | Comments(0)
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