【ゲーム】ブルードラゴン クリア感想


去年の冬コミ直前ぐらいにゲットマンから借りた、
XBOX360ソフト・ブルードラゴンをクリアしたので
その感想。


■ゲーム簡易説明■
このゲームは、ファイナルファンタジーの生みの親
坂口博信氏がシナリオを書き、キャラクターデザインに
ドラゴンボールの鳥山明氏、音楽に植松信夫氏という
ファミコン世代からのRPGフリークには馴染み深い
スタッフで固められた作品。ジャンルは勿論RPG。
ゲーム中のBGMにイアン・ギランを起用している事も
当時の話題性の1つ。



"This is JRPG"
この一言が自分の感想だ。

恐らく、今和製のロールプレイングを楽しんでいる方々とは
感覚がズレていると思う。
傾向を見れば、これは昨今のJRPGらしくない。
だけど、敢えて言わせていただければ、
"This is JRPG"だ。

ブルードラゴンをプレイした人は、
8割近く同じ感覚を味わったと思う。
面白いし、快適にできてる。
戦闘も決してボタンを押すだけのシステムではなく、
所々懐かしい。それは古いと言うよりは
良い所を受け継いだと言ったほうが正しいだろう。
物語も緩急があり、しっかりと盛り上がり所が書かれている。

しかし、何か足りないものがある。

どの要素もバランスが良く、凄く優等生的なのだが、
何かこう、穿った物と言うか、エッジを感じない。
なんだろうか?

物語中盤に差し掛かった頃に、それが何なのかようやく分かった。
ブルードラゴンに足りないものは"中二病"要素だ。

世の中を斜に構える主人公やヒネくれた仲間がいない。
伝承や聖書の引用・髣髴とさせるモチーフが一切無い。
ルビを振る必要があるほど変わった専門用語の類はほとんど無い。
人の死による感動を煽る事や敵の悲しい背景が無駄に語られる事が無い。
物々しい漢字やカタカナを使った必殺技や武器が無い。
むしろ武器という要素が無い事自体が象徴的。

これらが恐らく違和感に感じる正体だと思われる。
JRPGやアニメ・ライトノベルに浸かっていると、
知らず知らずにそういった要素を物語に求めてしまうように
飼い慣らされてしまうのかもしれない。

敢えてそれをJRPGらしいと評するのは、
とても伝統的だからだ。
小さな村の子供が旅に出て、立派な城がある都へと行き、
世界の果てで大きな悪と戦い、世界の危機を救って、村に帰る。
これはもう昔話の桃太郎から続く伝統的な物語の構造と言っても良い。
恐らく意識してこうシンプルにまとめ上げたのだろう。
そしてシステム面に目を向ければ、
成長要素として覚えるスキルを自在に組み合わせて、
様々な状況(敵)に対応させていく過程。
この自由に遊ばせるためのカスタマイズ的な要素は、
昔のファイナルファンタジーで培われたものと良く似てるし、
こういったスキルの付け替えは和製のSRPG等でも多用される要素だ。
これらから、ブルードラゴンはとてもJRPGのお作法に則った作品だと
自分は思う。

余談になるが、
ブルードラゴンのゲームをプレイする前に、ブルードラゴンのアニメを
視聴済みだったのだが、話やキャラクター設定が違って驚いた。
全体的にアニメでは各キャラに更なる個性を加えてキャラ立ちさせている。
比べるとゲームの方はサッパリしすぎている感が強い。
しかし、元々RPGの主人公とはそんなに個性を剥き出しにしているものだっただろうか?
そういった意味でもブルードラゴンは懐かしいものをたくさん感じる作品なのだ。


総評するに、レトロゲーマーに敢えてオススメしたい。
実績解除を意識しなければ、簡単で手軽でストレスが無く楽しめる360唯一のRPGではなかろうか。
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by SOUKA_T | 2010-12-03 20:17 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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