【ゲーム】大空軍クリア感想


ここ最近一番紹介したかったゲーム。
毎日ちょっとづつアメを舐め回すようにじっくりプレイし、
ようやくシングルミッション全てをクリアしたので、その感想。


■ゲーム簡易説明■
元々は随分前からネット上に存在するPCのフリーゲームで、
一部のフリーゲーム愛好家とミリタリーマニア・WW2空戦マニア
の間で話題となった知る人ぞ知る作品がオリジナル。
昨年、このPSPソフトとしてリメイクされた。
グラフィックの3D化と視点変更など新要素を追加し、
ゼロ戦のゲームで一部有名なメーカー・GAMより発売された。
携帯ゲーム機のソフトとなったが、それでもマニアックな内容なため、
話題性は薄くマイナーな一品である。



いやあ、これについて早く書きたかったんだよなあ。
PCゲーム版は自分が最も感銘を受けたゲームと言っても過言じゃない。
まだプレイした事が無い人は、まずここからDLしてみるといい。
低スペックマシンでもバリバリ遊べるんだこれが。

PSP版は、まさにPC版の面白さにプラスアルファを加えたモノで、
言ってみればファミコンのスカイキッドのすげえヤツって感じ。
ジャンルで区切るならば平面の全方位シューティングなのだけど、
フライトシミュレータの面白い要素を上手くデフォルメ化して
取り入れた快作なんだ。
それでいて第二次世界大戦の実機にだけ絞ったマニアックな造り。
レシプロ好きは買わない理由が無い、レシプロ好きなら言われるまでも無く
持ってるだろ的な一品と言ってもいい。というか実は皆持ってるんだろう?
とりあえずどんな作品かは一見にしかずなので、動画を張っておく。




見た目こそチープだが、
このゲームはグラフィックが全てではない事を大いに体現している。
自機こそ戦闘機のみであるものの、ステージ上では陸軍・海軍・空の友軍機が
所狭しとリアルタイムに作戦行動を取る様がなんともミリオタ心を
くすぐるんだ。 日本ではバトルステーションミッドウェイのような
ゲームは生まれてこないと絶望したのも記憶に新しいが、
こういう形に落とし込んで戦場を表現するのは全然有りだ。
こういった工夫こそゲームだと自分は思う。

ゲーム自体のプレイは、はじめに操作性が障害となる。
アレックスキッドでピンと来る古参ならばまだしも、
現在では非常にユニークな操作スキルを要する。
やりはじめは離陸するのにも苦戦するだろう。
だが、それはとても懐かしい苦労なんだ。
フライトシミュレータで離陸に失敗を繰り返したあの思い出を、
こういったデフォルメ表現上でもう一度体験するとは思わなかった。
非常にノスタルジックだ。

操作に慣れて、シングルミッションをこなしてみよう。
すると、このミッション1つ1つが味わい深い事にすぐ気づく。
史実ミッションの状況の再現性は、それだけで"ストーリー"なんだ。
ミリオタゲーマーは分かるだろう?アドバンスド大戦略で
敵ユニットの配置や地形、友軍の挙動、それが俺達の"ストーリー"で
あって、長々してムービーやクドくて長い文章は不要なんだ。
余談だが、シミュレーションゲームも物語るべきは
そういった配置の妙だと自分は思ってる。プレイしていて
その時の敵の挙動が既に物語なんだ。着飾る事に溺れて、
その辺のこだわりを捨てている物が多くなっている事を
自分は懸念している。

史実ミッションとは別にIFミッションという架空のミッションもある。
これまた味わい深く、史実では困難だった状況を、
量産に至らなかった試作機を駆って戦況を覆していく様は本当に爽快だ。
B-29の大編隊を震電改やキ-94で次々と打ち落としていく事に興奮を覚えない
ミリオタなんているはずがない。あえて性能の低い機体を使い続ける
こだわりプレイだって出来る。ずっと隼やユンカースに乗っていたっていいんだ。

そして、本作品の最も目玉と言えばアペンドミッションだろう。
これは公式サイトから配布されているツールを使って、
PC上でオリジナルミッションを作成できるというもの。
言ってみれば本体に飽きなければ無限の遊びを供給できる仕組みだ。
既に公式では大量のミッションが公開されている。
これを遊び尽くすだけでも膨大な時間を要するだろう。

最後にチャレンジモードについても触れなくてはなるまい。
本作で最も面白くなる可能性を秘めたモードだったのに、
どうしてオマケ的な扱いなのだろう?という唯一の疑問が残る要素でもある。
どんなモードか簡単な説明をすれば、限られた資金やポイントをやりくりして
戦闘機を購入したり開発に投資したり修理をしながら連続したミッションに
挑むといった内容。
こういう継続性の強いモードが一番一般ウケがいいと思うんだが。
個人的にはオマケとは思えないほどのポテンシャルを感じた。
できるものならこれをベースとした、
国選択で史実を通した分岐ミッション込みの小隊経営ゲームがやってみたい。
チャレンジモードを大幅進化させた2出してくださいまぢで。

おっと、音楽についても書かなくちゃね。
このゲーム、何気に音楽も良いんだ。
物凄く雰囲気に合ってる。全く奇をてらわず、全くブレてない。
これでもかってぐらいド直球なBGMなんだ。
そこがいい、それでいいんだよ、こういうのでいいんだよ。
上の動画でも本編のBGMが使われているので聞いてみて欲しい。


総評するに、イチオシ。PSPで一番面白いゲームだと個人的には思う。
5年後ユーゲーみたいな本に取り上げられてプレミア化するゲームだと思うわー。
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by souka_t | 2010-11-16 06:04 | そこはかとなくゲーム系 | Comments(0)
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